2010年04月21日

英会話のジオスも倒産か。

会社が一つ潰れると、それに関する刷り物が無くなるという事だ。
広告だったり、テキストだったり。
それらや商品を梱包する箱であったり。

自動車産業が経営不振になれば、カタログ刷る枚数も減れば、新聞広告やポスター刷る枚数も減る。
JALが会社更生法になれば、機内配布の冊子やJALカード会員に送付している刷り物も減る。
事業仕分けで独立行政法人が仕分けされれば、各種助成金の対象になる交通費・謝礼・印刷代も削られ、印刷量が減る。

印刷業ってダイレクトに景気&金回りに左右される業種。

さらに、IT化や電子ブックが出回ったら、
1回読んだらゴミになるものの類の情報誌はまず消えるだろう。
記念に取っておきたいものは必要分だけプリントアウトしたほうがいい、という事になる。

残る印刷物って、
そのものが価値がある有価証券や証書、チケットのようなもの、
何度も読み返したいもの、保管しておきたくなるもの、
IT弱者の為の刷り物、データ保管のための伝票類、
無電源媒体としての災害バックアップ、パッケージ分野ぐらいだろうか。

つまり優良コンテンツを持つ事が重要になる。

的確な情報・コンテンツを作るためには労力が必要で、取材費などそれなりにかかるもの。
現物にはお金を払うが、無形の情報にお金を払う習慣が無い人間に、
どうやって対価を払わせるかが鍵になる。

でも、世の中、広告によるタダ状態に慣れきって、対価を払う概念が薄い人も多いし、
特にアジア人は著作権概念が希薄。
コンサルティングという名の詐欺まがいも横行するわけで。

テストの解答法を覚える学力があっても、
出る杭は打たれ、未知の問題に挑むような教育や人材育成に乏しい日本では、
唯一無二のコンテンツを作れる人材はなかなか居まいよ。

一方で、中国、東南アジア、インドの印刷業は活発。
中国は報道管制さえなければ爆発的に伸びるんだろうな。
地方行けば電気もない遊牧民族や山岳民族が沢山いるわけで。
(しかし文盲も沢山いたり、地域言語しか知らない民族もいたりするが)
これらのIT化には時間がかかるから、向こう10年ぐらいは伸びるんではないかと。

どう考えても、日本の商オフのインキ屋さん先細りな感じなので、
日本でそれに代わる事業を考えてモノにするか、
他の人みたいに中国や東南アジア、インドに赴任するか、
になっちゃうんだよなぁ。


そんな世の中なのに
業界大注目! 「リストラなう」日記が完全暴露する総合出版社・光文社の内情
給料、俺様の2倍以上もらえる出版社とかマスゴミって、
本当にいいコンテンツを提供してるんだろうか?
広告塔の業界は集まったお金を適正に社会還元してますか?
闇世界の遊興に浪費してませんか?
雑誌やHPの低俗な広告やコンテンツにうんざりです。
最近見たいTVや読みたい新聞記事や本が中々ない。

高度成長とかいろんな好景気で集めた富は一体どこへ消えたんでしょう?

消費することばかり覚えて、他人のものをパクル人が多くて、
本当にコンテンツを作れる人が減ったのかも。

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