2011年10月19日

1キロの牧草→圧縮して30cm四方の箱に入れて計測した場合
1(kg)×300(Bq=count per second)×60(秒)(count per minites)/(30×30×6面 (cm2))=3.33cpm/cm2=0.027μSv/h
とてもバックグラウンド0.5μSv/h地帯ではかなりの遮蔽をして高精度な測定器で長時間測らないと測定は困難な気がする。
(況や30Bq/kgのスクリーニングをや)

でも牧草ロール(約350kg 表面積10m^2)丸ごとならどうだろう。
300Bq/kgのセシウムを含んだ牧草ロールの表面からγ線がどれくらい出るか。
体積は3乗で増えても面積は2乗でしか増えない。単位面積当たりのγ線量が増える。
350(kg)×300(Bq=count per second)×60(秒)(count per minites)/(10×100×100 (cm2))=63cpm/cm2=0.525μSv
途中で牧草の水分に吸収されてロスする分もあるから実際は半分くらいかもしれない。
γ線遮蔽した空間に牧草ロール1個を置いて空間線量を測ると、半分ロスしたとしても0.2μSv/hぐらい上がる計算になるかもしれない。
これなら安い空間線量計でも測れそうな値である。

農場の一角に測定用のコンクリートの小屋を建てる、または鉄道コンテナを内側を非汚染の鉄板で内装する。
そこに5〜10万円ぐらいのシンチレーション線量計を置き、値を記録できるようにする。
扉を閉めた空の状態のバックグラウンドを測って置いて、牧草ロール運搬車で牧草ロールごと小屋に入れる。
扉を閉めて5分ぐらい(煙草を一服とか)待って、バックグラウンドより0.2μSv高かったらその日の使用は取りやめて牧草ロールに値を書いておく。
牧草ロール毎にスクリーニング出来たら牛の汚染は最低限になるかもしれない。
どうせ30年の付き合いになるのなら測定器小屋という1ユニットを建設してしまった方がいい。

汎用的な1kg単位で測定する測定器や、接触させただけで測定しようとするから、センサーの精度が必要になったりする。
スクリーニングをする場合は、わざわざ1kg抜き取ったり、高い表面計測センサーを1日だけ借りてバックグラウンドが高い場所で不確かな値を得るよりは、
普段の作業の一環で、牧草ロールを運搬途中で丸ごと小屋に入れて測定出来たほうが楽なわけで。
値が高く出た牧草ロールだけ農協に頼んで検査してもらい、検査結果から逆算して使えるボーダーラインを考えたほうがいいかもしれない。

また牧草ロールというものは一定範囲の草を集めたものだ。
つまり牧草ロールは位置情報も含んでいる。
来年から酪農家にGPSラベルプリンターを渡して、牧草ロールを運搬する前に現地座標と番号のラベルをロールに添付してもらい、
移動式の牧草ロールが入る測定トラックを開発し、農家を巡回して全ての牧草ロールを測定し、ラベルに書かれたGPS座標と測定値をマッピングすれば、
実用的な牧草地の汚染地図(土壌依存)が出来上がり、規制値を超えた牧草ロールを除外しつつ除染エリアを確定できる。
稲藁でも同様にロール形体であれば統一したマッピング、計測、スクリーニングが出来るのではないかと思う。
米は不検出でも稲藁の汚染度が高い地域は、除染をして家畜への汚染を最小限にした方が良い。

米の測定が終わり検査機関も少しは余裕が出来たと思うので、農家に残っている牧草ロールを全部調査して欲しいな。
そうすれば除染を急がなくてはならない草地が確定する。
農家の保護ばかり考えず、それを飲食する子どものことを考えて農協や農水省は動いてほしい。

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