2011年11月24日

母親ならば誰でも食品の放射能汚染に頭を悩ます放射悩だろう。
しかし、それが度を越して、辺り構わずカルト的な電波を撒き散らす放射脳になってはいけない。

最近、各地で給食の放射性物質検査をするようになったけど、本当に計測が必要な時期は過ぎたわけで、
今から導入しても「取り組んでます」という行政的なパフォーマンスにしかならないと思う。
それこそ議員が「陳情を聞き入れて実現したのは私です」という為に利用されてるだけでして。

実はかけた費用に対して、効果は少ない。
ヒステリックな保護者を黙らせる効果しかない。

本当に行政が税金を投じて測定しなきゃならないのは、生産・流通側。
個人経営の農家が、測定費用かけて出荷する農産物をチェック出来るわけがない。
ましてや、農家が作物を作る土壌がどうなってるのか、餌はどうなってるのか、全部測定出来るわけがない。

農業こそ不検出を目指して、徹底的に測定し対策しなきゃならないし、
そういった取り組みをアピールする事で風評被害を払拭できるはず。
生産者側がしっかり管理してれば、消費者がこんなに混乱する事はなく。
生産者側に測定リソースを割いたほうが、かけた費用に対して効果は如実にあると思う。

でも政治家は票になる都市部一辺倒。


今、来年度の基準を策定中だけれども、いくら年齢別に摂取制限を決めたところで、家庭内では同じ鍋釜で作るから、どのみち消費者は乳幼児基準の品質を求めてくる。
むやみやたらに基準値を下げても、測定器の性能上、低レベルほど感度が高い測定器や測定時間を必要とするので、全品検査は余計困難になる。
抜けのリスクが増すわけで。
測定体制のない厳しい基準は無意味になる。
行政区画単位でなく汚染レベルにあわせてサンプリング密度を変えたり、倉庫やトラックなど保管・移動しながら内容物の放射線を測定するなど、適材適所の目の細かい網を構築しないとダメだろう。


で。
もし来年度基準が1/5になると、牛の餌も1/5にしないと釣り合わないんだが。
現在でもザル検査でも300Bq/kgの規制。牛乳の基準超えはなくとも微量検出されただけで給食から外すような状態。
これが1/5になったら餌は60Bq/kgだ。
簡易測定器での測定下限が約50Bq/kg。
簡易測定器で不検出レベルの牧草を使わない限り、消費者は基準値超えを恐れて買わなくなる。
かなり厳しいのである。

現状で給食で不検出続出レベルなのだから、その都会の奥様の精神安定剤なだけの測定リソースを、汚染区域の牧草スクリーニングに割いてはくれないだろうか。
保管してある干し草は、来春や初夏まで使う。新基準に入ってから基準超えでは、また一から信頼を作っていかなくてはならない。超過が出る前に、冬の間に値が高い牧草を見つけて処分しなければならない。

そういう事に思いをめぐらす自分は、放射農なんだろう。

にくづきがついたら膿、
さんずいがついたら濃だけどな。


給食のおばちゃんではなく、農家に測定器持たせろよ。


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