2012年02月04日

放射性セシウムを含む飼料の暫定許容値の改訂について
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/120203.html

食品の暫定基準値引き下げに伴い牛の飼料も引き下げになったわけですが。
はっきりいって米の検査体制以上に牛の飼料の監視体制はザルである。
セシウム牛騒動でセシウム藁のチェックも行ったわけだが、牧草については依然と検査体制がなっていないのである。

たとえば牧草は初夏に1番草、夏に2番草、場所によって秋に3番草を刈り取るわけだが、今回の放射能検査では1番草でクリアになった地域は2番草を検査しなかったのである。
しかも1番草の検査は非常に広域な行政区割りで少数のサンプリングを行い、規制も広域行政区で制限されたわけで。
1番草でOKが出た奥州市は2番草以降県の検査はなかったのである。

現場では航空機調査より前に岩手大学の調査などで、奥州市南部が牧草規制がかかった一関より線量が高いという情報を入手していたわけで、風評被害を抑えるために非公表であるが独自に牧草の独自検査を行い自主規制していた。
金ヶ崎コールドセンターが一時期検出されてて、早期に不検出レベルに落とせたのはこういった影の努力なのである。

じつは1番草でOKだったところが2番草で恐ろしい数字が出ていたところもある。
それは、汚染地域から夏のにわか雨などで雨が流入し、乾きかけた牧草に吸収されたため栗原のセシウム藁同様の現象で非常に高くなっていたわけで。
現場が懸念していた事例があったわけである。

だから、どんなに基準を厳しくしても、そのサンプリング方法、規制の敷き方に問題があれば意味がないのである。
末端の消費者サイドで精密測定をするのではなく、生産者現場に簡易でもいいからスクリーニング可能な測定器を配備し、牧草や藁全部をスクリーニングする体制がないと、牧草地だけでなく周囲の山まで除染しない限り、問題が解決されない。

市民測定所や計測サービスができているが、本当に必要なのは生産者サイド。

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