2012年05月07日

野生ワラビの検査が始まったらのっけからコレ

岩手県 - 野生たけのこ、野生わらびの放射性物質検査の結果について
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=38590

一番バッターの陸前高田のワラビがいきなり制限。
実家より線量低い地域なのによ。
しかもあちらは石灰岩とか多いのでどっちかというとアルカリな地域。
逆に言うと山がちで土壌は少ないともいう。
他の線量が高い地域で基準値内なところもあるので、クリティカルヒットしたんではないかと。

一関の牧草や、俺んちの問題の箇所の牧草みたいに、局地的に高いという箇所はなんぼでもある。
土が酸性寄りならば水溶性セシウム化合物が多くなり移行しやすくなるし、
根が地表近く広い面積にあれば地表付近のセシウムを集めやすくもなるし、
多年草ならば通年で吸収もするし、もとからカリウムが多いわりに軽い植物であれば、キログラムあたりの数値も高くなりやすい。
それがカリウムが少ない痩せた土地であったり、斜面のしたの方で上から沢山流れ着いたような窪地ならば、基準超え米と同じ要領で局地的に高くなる。

こういうサンプリングで思うのが、
周囲地形のデータや採取地の土壌pH、土壌の地質、カリウム、セシウムの値、空間線量等を併記して無いこと。
クリティカルヒットの為に全域規制はあってはならないし、勿論一番低いサンプルでもって規制解除する事もあってはならない。

採取場所の条件から傾向が見えれば、採ってはいけない場所、採っても大丈夫な場所というのがわかってくる。
単純にBq/kgを公表するのではなく、採取条件を併記して欲しいな。


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