2012年07月05日

昨年には米全袋検査の試作機が出来て、今実用テスト中。
昨日は魚の全箱非破壊検査の試作機の実運用試験の報道。
(通常の簡易検査に使うNaI結晶は塩の結晶みたいなものだから湿気に弱いが、湿気に強いタイプの素子を使うので魚市場に使える)

そして海外からはCZT結晶を使った安価なスペクトロメーターのプレスリリース。
通常、スペクトロメーターというとゲルマニウム半導体を使うかNaIなどこシンチレーターを使うかなんですが、シンチレーターは分解能が悪く細かく核種が区別出来ない。
だから精密測定にはゲルマニウム半導体を使うんだけど、ゲルマニウムは液体窒素で冷却しないといけないので使い勝手の問題がある。
シリコンでも測れないわけではないけど、感度や分解能の問題でガンマ線計測ではカウンターとして使ったりしてる。
CdTeやCdZnTeはその点、常温で扱えて分解能も感度もある。
それを一般人が手に届きそうな価格で販売するというのだから、
必要は発明の母だよね、と思ってしまう。

自分には必要ないけど、興味本意で食指が動く。





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