2017年05月30日

営業がとってくる仕事は納期ありき。
大きなものほど、予算確保しての購入で検収も慎重。

職場の先輩方が一生懸命システムのカスタマイズをしてるわけだが、こういうシステムにはバグはつきもの。
自社開発システムならともかく、海外輸入のコアシステムなので、2バイト文字系の不具合は付き物だし、OSやブラウザのバージョン違いや文字コードなど、カスタマイズでは解決しにくい問題が出てくる。

意外とこういったシステム開発やカスタマイズは人工数がかかるものである。
しかしながら、昭和のシステムのイメージでいる管理職級の人は、ちょちょいのちょいですぐ出来るものという感覚で人員配置や納期を決定し、最終的に現場の当事者を疲弊させてる。

案の定、最初の納期に納めたものの不具合が発見され修正が続いており現在に至る。

どうやら明日には検収をもらわないと、今期に決済されず売り上げが出ない。
それは管理職と営業の都合だ。

そういう切羽つまってる状況で、今さら俺にも分担させてなんとかならんか?なんて言い出してる。
扱ってるものの大きさわかってたら、簡単にそんなことは出来ないとわかるはず。
今から引継ぎをしたら、引継ぎ時間自体勿体なく本人がやったほうが早いレベル。
さらに、小手先の修正じゃないだろうな、根幹の部分で方向性間違ってないだろうな?なんて技術者を疑う事までいい始めてる。

そのセリフ、そのまんまブーメランやで。
今から増員してスピードアップと考える管理職のほうが小手先の誤魔化しや。
最初の納入前から動作検証要員としてトレーニングし、マニュアル作成を割り振っていてくれてれば、今の検証要員に組み込めたのだ。

開発者が検証したところでバグはみつからんの。
ソースを知らない第3者がさわって、不具合や仕様漏れは見つかるもの。

管理職本人はサーバに詳しいと思い込んでるけど、20年前の感覚でとまってるんだよな。
前にニトリのサイトがリニューアルして不具合だらけというのがニュースになったりしたけど、どこのシステム屋も営業や管理職が考えてる人工数と現場が必要な人工数が乖離して、政治的に営業や管理職が決めた納期で仕上げねばならず、仕事がブラック化するんだよな。

頑張れば進捗するんじゃない。
原因が特定できない事には何をしてもアサッテなのだよ。




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