2018年05月17日

西城秀樹さんの訃報に、部長や定年再雇用世代が動揺。
近い年齢が突然死というのはやはり他人事ではなく、我が身にかえるブーメランなのである。

自分の世代にとって西城秀樹と言えばハウスバーモントカレーのCM。
小学生でTVにかじりつく年齢に、どストライク。

自分より上の世代はキャーキャー絶叫して失神してたのかもしれないが。そしてレッツゴーヤングとか8時ダヨ全員集合でゲストで出てきて、ヤングマンとか多くのバックダンサーを従えて歌いながら踊る。

独特の歌唱力はどこから?と思ったら、岩国基地に出入りしてバンドやってたくらいでして、アメリカのロックが身に染みてるわけですよ。

今の数年で消えてしまう薄っぺらい自称アーティストやアイドルとは違う、ビックスターなわけですよ。
40過ぎても60過ぎても、懐メロだけにならず若者世代向けの新曲を歌う歌手なんてそうそう居ないですよ。
ちびまるこちゃんのEDやターンエーガンダムの曲とか。
脳梗塞になっても復帰する。
歌ってる曲も良曲が多いものだから、何年たっても特定世代だけに受ける懐メロにならず、様々な効果音楽に使用されている。
伴奏も生楽器のバンド演奏で華やかだった。

日本の景気良いときの象徴みたいな。

今の男性歌手のほとんどは高音のテノールのやさ男ばかりで、バリトンやバス領域の力強い歌いかたをする人は殆どいないと思う。
流行りなんだろうけど、俳優にしてもみな声のキーが高くて、若手に低いトーンでパンチのある声質というのがいない。
そして歌声の殆どにエフェクトをかけている。

だからこそ、現在は西城秀樹のような太い生声が新鮮に感じるのだろう。
本当にビックスターだったよ。



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