2021年08月14日

NHKで戦時中の国防婦人会の特集やってたんだけど、何が彼女たちをそうさせたのか、社会的な背景、家長制度下での閉塞感等を含めて掘り下げてた。

そして未だにその明治の富国強兵策から続く、女性は兵卒になる健康な男子を産み育て家を守ればいいだけの存在という考えが、世代を超えて残ってる気がする。

ある女性は、姑に監視されるような生活で、国防婦人会に入るという大義名分でようやく家の外に出ることが出来た。
そこで自己実現の場を見いだしてしまったわけである。
現在だとDVやモラハラと呼ばれるような家庭環境で萎縮してた女性が、「お国のため」という錦の御旗のもと、何かするとそれこそ雲の上の陸軍上層部からお褒めのお言葉をいただくわけで。

それが彼女らを暴走させていった。

おかえりモネでも「あなたのおかげで」は麻薬です、というように、家庭では誉められもしなかった彼女らは、栄誉や表彰という麻薬にはまり、突き進んでしまった。

その前のNスベではコロナの誤情報になぜ陥るかについてしてた。
不妊治療中の人が反ワクチンの流す不妊デマに陥る過程を、そのデマに振り回されそして今は適切な情報に辿り着いた本人が語っていた。
不妊に悩む人はあらゆるリスクをゼロにしたがる傾向にあり、それゆえに極端な方向に進み、そして誤情報を良かれと思い不妊コミュニティに広めてしまう。
これもまた「同志のために良いことをした」という悪気も何もない。

自分は昔から女性の集団というのが苦手で、例えばコーラスでもダンスでもだけど、練習の内容を詰めないで、衣装だの入場のならびの方に力入れる、ああいう雰囲気が駄目だった。

日本はまだ防国婦人会のノリが残ってるし、
家長制も残ってる。


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