2021年09月02日


おかえりモネのりょーちん。多分、台本には「怖ぇんだよ」と若者言葉で書いたのだろう。
東京の人は額面通り、怖いととっただろう。

でもよ、東北弁で「こえぇんだよ」と言われると、息苦しさを伴った苦しさ、疲労を表す方言なんだよな。

愛する人を喪失して酒に溺れ見る影もない父を見て、自分ももしかして大事な人を亡くしたら親父みたいになってしまう。
その想いが壁となって人を好きになるという事から避けてた。
怖いと同時にその壁で息苦しい。
自分にはそういうダブルミーニングに聞こえました。

家族ぐるみの付き合いで双子の兄妹のように共有する時間が長かったからこそ、兄弟愛のような慈愛で唯一本音を言える間柄だけれども、りょーちんの心は中3から止まっている。

「それは違うよ」
色んな受け取り方があるけど、お母さんが好きの好きと、異性が好きの好きは違う。
何でもウンウン聞いてくれるというのは母。
安っぽいドラマなら、その心の壁をぶち抜いて壁ドンなんだろうけど、結局心の壁のリミットを外せず。

ジャニーズのイケメンが振られる役というのも凄いが。

モネもいつまで「先生」と呼ぶのか。登米ではサヤカさんが心の師匠であったが、家庭教師状態の関係から、知り合いが居ない都会で適切なアドバイスをくれる先生が心の師匠で。
先生自身は恋心に気づいて不器用に努力してるけど、モネは「先生」という位置付けの大事な人でして。
実のところりょーちんと同じ。
先生の優しさに甘えてる。

でも実際、20歳前半ってそんなもんでしょ。

自分だって親の脛かじってる身分で異性と付き合うなんて分相応ではないと、シャットアウトしていたし。
何かを背負ってる者は、今はそういう場合じゃないって線を引いちゃう。

「らしく」しなきゃならないと、優先度を下げてしまう。
そういう息苦しい辛さと今の環境が壊れる恐れから、一歩を踏み出せない。
草食化って言うけど、「らしく」を押し付けてる親世代が子世代を奥手にしてたりするんですよ。

とりあえず、秋篠宮眞子様、前進できそうで良かったです。

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