放射線関係

2011年10月19日

ストロンチウム測定を簡易化出来ないかという話があり、厳密に測るには定量分析でストロンチウムが崩壊してできるイットリウムを抽出してβ線をカウントする方法しか現在とられていない。
厳密でなく、スクリーニングするだけならどうだろうか?

福島原発事故大気放出の核種のうち、テラベクレルオーダーの放出がある核種で半減期が長い核種は限られている。
自然放射線の構成比やγ線スペクトロメーターと全β、全αの測定結果から、
カリウム、セシウム、トリウム、ラジウム、ラドンやその娘孫核種の成分を全βから差し引けば、ストロンチウム90のβ線カウント数に近似出来ないだろうか?
特に食品などに顕著なα核種の混入は無いと仮定すれば、土壌を除く食品に限定すれば、トリウムやラジウム、ラドンなどは考える必要はない。
全βからカリウム、セシウム分を計算して引けば、ストロンチウム量の近似値が高めに出る。
規制値より高ければ、そこで初めて定量分析等で計測すればよいわけで。

セシウム:ストロンチウム比が100:1の地上では特に測定する必要はないと思うが、
セシウムが蒸発してストロンチウム比が多い冷却水が流出した海洋、特にストロンチウムを吸着する性質をもった海草類、蓄積しやすい小魚類は、
全βの計測とγスペクトロメーターの計測を併用して、全β−カリウム、セシウムの値を暫定規制値として、出来るだけ多くの海産物をチェックする方向に持っていけないだろうか?
定量分析値と全β−カリウム、セシウムの相関関係が出れば、計算式を当ててストロンチウム値として規制すれば良くないか。
もしα核種も影響するのなら全αの計測も行い、娘核種が放出するβ分を差し引けば良い。
その方式ならば、サンプルを灰化(H3、Cの除去)して酸で溶かしてシンチレーター計測でもいけるかもしれない。それなら下準備半日、測定半日でいけるかもしれない。

現場は大雑把に規制値より多い少ないをより分けられれば良いのだ。

フェンスで囲まれた取水口付近のストロンチウム濃度は大変な事になっている。
福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(10月5日採取分)
大気放出のセシウム:ストロンチウム比が100:1ぐらいに対して、この取水口では3:2ぐらいになっている。
それにストロンチウムは骨など局所に集まりやすいので、魚種、料理方法によって摂取量は変わってしまう。
可食部分を測定して基準内のセシウム汚染魚でも、食べる部位によってはストロンチウム量が想定を上回る可能性がある。

簡易的な方法でも推定出来る手法を早期に確立して、漁協に測定器を配置して水際で流通を食い止めることが大事だと思う。

2011年10月18日

緊急時における食品の放射能測定マニュアル
平成14年3月厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課


ぶっちゃけるとこういう内容。

緊急時のヨウ素131の測定
とりあえず緊急なんで、一々スペクトロメーターで測ってる時間がないので、シンチレーション測定器で出た放射線量をヨウ素の係数で割って出す。
(カリウムやセシウムが入っても全部ヨウ素換算で出すので値は全て高めに出る)
2Lの専用容器に牛乳や野菜を突っ込んで、そこにセンサーを入れて測定。
牛乳で100Bq/L、葉菜等で1000Bq/kgのスクリーニングが可能。
ヨウ素は半減期8日なので、測定器を準備してる間に本当にスクリーニングが必要な時期を過ぎてしまうので、手元にある測定器でとりあえず対応する場合の方法。

測定体制が揃った時のヨウ素・セシウム測定
ヨウ素が落ち着いた段階でスペクトロメーターで測る。
測定時間、測定重量と定量可能レベルの表を見れば分かるが、10分ソコソコの測定で例えば牛乳サンプル2Lで40Bq/L以下の精度は信用できない。
これ以下の重量や、計測時間ですると、信頼できる値というのは、この数値に掛け算しなきゃならない。
100ccで10分しか入れてないのなら800Bq/L以下の数値は誤差が大きくなり信用できないという事。
0.1Bq以下じゃないと駄目なんて言っていたら、2L入る測定器で20時間測定が必要になる。
民間の検査機関でサンプル500g10分の測定で20Bqなんて本当は出せない。±20の誤差があったら、本当は0Bqかもしれないし、40Bqかもしれない。2%の確率で80Bqかもしれない。そういう値。
gennkai


100gくらいのサンプル持ち込んで10分の測定でウクライナ基準を判別できる精度なんて本来出せない。
ウクライナでそういう測定方法を許容しているという事は、そうでもしないと生活できないということ。
そういう簡易測定で基準を超える作物が今でも良く出るという事を意味する。

α核種、β核種の測り方
γ線を出す物質はγ線の波長=エネルギーの強さでより分けることで、どの核種からのγ線が特定出来るし、物質を突き抜けるので特殊な前処理がなくても測定できるけど、
α線はヘリウム粒子、β線は電子粒子。核種により飛び出す速度は違うけど、物があると電場や引力に引っ張られて減速してしまうので、α粒子、β粒子を検出することは出来てもそれがどの物質から飛んできたものか特定することが出来なくなる。
なので、物質を化学的に分離して測定する方法がとられる。
速報値で全α核種、全β核種の数値が出ても、個々の値がなかなか出ないのは、こういった化学処理が必要だから。
ガスクロマトなど化学的な分析でとりあえず放射性非放射性もひっくるめた形で成分を割り出してから、検出された物質に合わせた化学処理をして抽出し、シンチレーションでβ線やα線の数をカウントするなどの方法がとられる。
γ線スペクトロメーターは1日講習を受ければ何となく使えるけど、α線β線の検出については相当の設備と化学分析のスキルが要るし、高濃度放射性サンプルの場合放射線の講習を受けた人しか扱えない場合もあるので、作業出来る人が限られるという現状がある。

プルトニウムの測り方。
サンプルの水分を抜いて電子レンジで灰にする。
硝酸で溶かして、電子レンジ→冷却→亜硝酸ナトリウムを加えるを繰り返す。
ろ過した液に薬液を加えウランやトリウムを除去してプルトニウムだけにしてα粒子測定。

ストロンチウムの測り方
サンプルの水分を抜いて灰にする。
サンプルの灰1gにイットリウムとストロンチウムを10mgずつ加え、王水で溶かして水分を飛ばしてから塩酸で溶かす。
ろ過して不純物を除いた後に、薬液を加えて混ぜた後上澄みを除く。
底に残ったものに塩酸を加え混ぜた後上澄みを除く
また塩酸を加え、今度は上澄みと堆積物に分ける作業を繰り返し上澄み液をためる。
上澄み液にトルエンをくわえて、その上澄みにアンモニア水を加えてイットリウムを沈殿させろ過する。
沈殿物に塩酸に溶かし、シュウ酸を混ぜアンモニア水でpH調整してイットリウムを沈殿させてろ過する。
沈殿物を塩酸に溶かして水を加えてようやく前処理完了。

という作業が要るわけで。
ストロンチウム測定がセシウムみたいにミキサーにかけてオカマでポン状態で測れないことを理解いただきたい。
100サンプルなんて届いただけでも間違えずに管理するだけでも泣きたくなる状態。
高濃度汚染土壌を大量に持ち込まれたら、それらのサンプルに囲まれて作業するわけで。
容器、実験器具は全て使い捨て、廃液も放射性廃棄物となり管理が大変。

プルトニウムの値がストロンチウムより早く公表される理由はこの手間の差。
隠してるわけでなく、この作業が出来る人が限られていて、サンプル山積み状態。
他のγ線を出さない核種についても似たような分離作業をしてからの測定となる。

今、すぐ大体の量を知りたい時は、代表サンプルのセシウム:ストロンチウム比を把握しておいて、セシウム量からストロンチウム量を推定するというのが実用的な方法。
チェルノブイリの場合はセシウム:ストロンチウム比は10:1という状態でストロンチウムの規制も敷かれたのだが、福島原発事故の場合陸上は100:1程度と事故直後の土壌調査で出ていたので、セシウム測定が優先された。
海洋の場合は汚染水のストロンチウム比率が高いので、迅速な代表サンプル調査が必要になる。
ストロンチウムを吸着しやすい海草、骨ごと食べる小魚、身だけ食べる大型魚、産廃を使う魚肥料をサンプリングする必要がある。

最近市民測定所やベンチャー企業が測定器を購入して起業するのが相次いでいるが、
基本知識を持たないまま測定器を扱うので、間違った値が独り歩きをして余計混乱を招くことがある。
たとえば、本来、消費者が望んでいるような低濃度のサンプルの安全確認の場合、外部の放射線遮蔽をしっかりしないと駄目だ。
剥き出しでスクリーニング用の機器を当てただけでは100Bq以下の食品なんて測れないし、ましてや20Bq以下かどうかなんて測れない。
高線量地帯で軽量鉄骨のテナントに測定器を置いただけだと外部の放射線が入って来る。
測定器のセンサーは熱の影響を受けやすいから、窓から陽がさんさんと入る環境とかもあり得ないし。
微量の放射線測定は大体厚いコンクリートに囲まれた地下室で行うもんだ。
人間自体も放射線を出してるのだから、測定中は測定器から離れてた方が良いのだし。
蛍光灯もUVカットフィルターなどをかけて、可能な限りノイズを抑えるもの。
測ってる脇でネットカフェみたいに茶を飲んでるとか電波飛ばす携帯弄ってるとか、とんでもない環境で微量放射線の測定をしようとしてるのだ。

そこで値が出てパニックになってる。
安心を得るためにやってることが余計不安を得る結果となる。

理系人間が少ない母親団体は、そういう理屈をすっ飛ばして自分の不安に同意してくれる団体を妄信的に傾倒する傾向があり、誤ったやり方で余計不安を増やすことが多い。
ましてや自身の考えに共感せず反論する人を感情的に排斥してしまう傾向もあったりするので、時として誤った方向に暴走していく。
放射線から子どもを守る団体の多くが、反核団体の出す超危険派情報に振り回されて要らぬ努力までする、そういうのを見てるとなんか不憫。

2011年10月14日

文部科学省から放射線教育の副読本が発表された。

放射線等に関する副読本の作成について:文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/10/1309089.htm

一応、一般論、科学教育としての放射線教育である。
原発推進系は削除されている。

しかし、保護者として、生徒としてはどうだろう。
今、目の前にある問題を知りたい、
その想いが強いので、この副読本にはがっかりするかもしれない。

放射線教育とは別に、
今回の原発事故の内容、対応などをわかりやすく書いた、冊子のほうが緊急に必要なんではなかろうか?

例えば、
なんでヨウ素とセシウムだけ測るのか。
測定器の仕組みと用途(数学、物理、技術家庭)
ストロンチウムやプルトニウムはなぜすぐに測れないのか。(分析化学)
放射性物質と癌の関係、ガン治療と放射線、放射性物質の関係。(医学)
植物や動物のなかでの振舞い。(生物学)
放射性物質の飛散の仕方や移動(化学、地学)
栄養学とのバランス(家庭科、保健体育)
放射線まわりの法律
除染の仕方(化学、衛生)
過去の放射線被害(歴史)

総合学習なのである。

不安なのは、何が起きてるのかブラックボックスな事と、何処まで対策すれば良いのかわからないからである。
また、反核団体は過度に危険と煽るし、原子力推進側(というか政府や経済界)は直ちに影響はないという微妙な表現を用いる。
この先も影響が無いような施策が見えないから余計不安になるわけで。

放射線とは生物誕生からの長い付き合いであり、ある程度放射線による変異を利用しながら進化もしてきたし、壊れた細胞を修復する機能も付けてきた。
細胞が破壊されるスピードと、細胞を修復するスピード、不正細胞を殺すスピードとガン細胞が増殖するスピード、個人差があるが殆どの人がそれらのバランスが維持できる範囲として、一番楽して効率的な事をしたほうがいいと思う。

落としどころが、過去の核実験時代の内部被曝データ。
あの頃の子供たちが今、立派なオッサンオバサンとなって存在してて、生活習慣のせいや公害のせいと言われる事はあっても、核実験の被曝のせいというのは当時はあっても、最近50歳で早死にしても当時の被曝のせい?なんていう人はいなかった。
それぐらい生活習慣や公害の影響のほうが大きかったというのもある。

放射線対策にだけ目が行きすぎて、生活習慣病になったり、制約しすぎて窮屈な生活になり精神的にまいったら、マイナス面が増えるということはチェルノブイリの臨床データにも出ている。

過去のこういったデータを、胡散臭くなくわかりやすく説明する教材も必要なんじゃないかなと思う。

何も、放射線対策する事が悪いと言ってるのではない。
子供のために可能な限り抑える事は良いことだし、当たり前の事。
あれもダメこれもダメという選択肢を狭めるような対策ではなく、普段の生活の範囲で2択だったら低いほうを選ぶ程度でも、
外で日を浴びて遊んだら沢山寝るという規則正しい生活も立派な対策。
これも大丈夫、こうすれば大丈夫という選択肢を増やすような対策のほうが長く放射線対策を続けられる。



2011年10月13日

航空機調査と対をなすのが、自動車に測定器を積んで道路を走り回ってる最中に自動的にGPSで位置情報を取得しながら測定値を記録していく、
自動走行サーベイと呼ばれるもの。
福島県内で実験中である。
GPS連動型放射線自動計測システム KURAMA

航空機が300m〜600m四方の平均なら、
自動走行サーベイは5m程度の範囲の線量を線で測定していくことになる。
民家はだいたい道路沿いにあるので、より生活圏に近い測定が可能になる。

農地除染、子どもの通学路除染を効率良く行うために、このシステムを簡易で安価に量産できないだろうか?

例えば、都市ではゴミ収集車が毎日のように民家の路地の付近まで低速走行でゴミ収集車が網の目のように走行していく。
ゴミ収集車が通るところは大体通学路でもある。ゴミ収集車の筐体は大体同じであるから、とりつけ方法による個体差も少ないと思われる。
全ゴミ収集車に搭載して自動収集してマッピングしたら、現在騒がれているマイクロホットスポットを効率良く発見出来る。
毎週同じ場所を通るので専用の人員を配備せずに、雨が降るたびに移動する放射性物質を定期的に監視できる。

GPS携帯+安価なサーベイメーターで出来ないだろうか?
東京都だと1区に20台ぐらいは清掃車があり、23区で500台は存在すると思う。
東京都で一括発注したらかなり単価が安く出来ると思うのだが。

福島市とか郡山市は必要だと思う。

2011年10月06日

航空機による空からの計測で、徐々に汚染地図が出来上がりつつある。
しかし、一部の人は地上測定と値が合わないから信用ならないという人がいる。

値が合わないのは当然。

航空機測定は上空にて一定範囲から飛んでくるγ線を検知して測定するので、その範囲の平均値が計測される。
全体的な傾向を見るのに適している。

一方地上測定は、近くに高濃度線源があれば高く、無ければ低く出る。


例えば
1km四方、満遍なく0.1μSv/hであっても、
その80%が0.05μSv/hで、残り20%が0.3μSv/hであっても、
航空機調査では同じ0.1μSv/hになる可能性もある。

だから航空機測定が信用ならない、という考えでなく、
こういう測定方法の違いを利用すれば、地上測定で値が低くても未知のホットスポットの存在を示唆してると考えたほうが良いし、
地上測定が高ければ、そこは除染したら値が下がるわけで。
地上測定と航空機測定がほぼ一致していれば、その辺満遍なく汚染されている・いないと推定する事も可能になる。

航空機測定のほうが地上測定より高く出た場合は、より密な測定を行い線源を探して除去したほうが、効率的に線量を下げられる。
また、高層集合住宅が密集する地域は、地上線量が低くても、屋上に流れず溜まっているセシウムが測定する航空機により近い位置にあるため、高めに出ることもあるし、
高い木立がある公園では、砂場より地上1mのほうが線量が高いという事もある。
そういった場所は、屋上を清掃したり、立木を枯らさない程度に計画的に剪定する事で、全体の空間線量を下げることが出来る。

値の違い、測定方法の違いを、信用出来ないととるのではなく、
違いを活かして除染の優先順位決めや、範囲の見積もり、段階的な目標値設定をするのに活かしてほしい。


2011年10月05日

「給食の放射能調査」は妥当か?

計測をやってる人の暗黙の了解として、1.0を正確に識別したいと思ったら0.1を正確に出せる測定器でないと、値に信憑性がないとして切り捨てられる。

1Bq(ベクレル)は1秒間に1個、放射性物質が崩壊する単位だ。
1Bq/kgは1キログラム中に1秒間に1個放射性物質が崩壊するという意味で、100gだけしかサンプルがないと0.1個しか崩壊しないという事になる。
シュレディンガーの猫のように実際0.1個崩壊するという事は無い。
10秒待って1個崩壊するという事になるが、あくまで確率なので、10秒以内に1個壊れるかどうかは分からない。
10秒崩壊がなく次の10〜20秒の間に2個崩壊することもあれば、90秒崩壊が無く残り10秒で崩壊が10個あることもある。
100gのサンプルで1Bq/kg未満かどうか判別するためには、理屈上100〜1000秒は測定しなければいけない。


以降の計算で桁間違えがあったらごめん。

そしてセシウム137の原子1個が放つγ線のエネルギーであるが、
0.662MeV≒0.1pJである。p(ピコ)は10e-12=0.000000000001。
J/kg=Gy≒Svなので、1Bq/kg≒0.1pSv/s=360pSv/h=0.36nSv/h=0.00036μSv/h
そういうレベルのものを検知してカウントするわけである。
(しかもγ線がセンサーに向かって飛ぶとは限らない)

ちなみに空間線量は一番低い盛岡でも0.024μSv/hある。
バックグラウンドのラインに対して100分の1の値の変化を見つけるわけだから、1Bq/kgかどうかはかなり安定した環境でないと計測できない。
周りのサンプルからもγ線は飛んでくるので、遮蔽板に囲まれた容器内で測らないとこの僅かな差は計測できない。

空間線量計や表面測定器のスペックをみると、測定範囲を0.001〜99.999μSv/hと丁寧に書いてるのもあれば、0.00〜99.99と書いてあるものがある。
後者は決して0まで測れるわけではなく、せいぜい0.005までは識別して0.00か0.01と表示するという意味合い。
そういう精度の機械では50Bq/kg以上の測定値しか信用性が無く、500Bqの上か下かしか正しく識別できないと思う。
0.001Sv/h〜の測定器で50Bqの上か下かを正しく判別出来る。
そういった測定器と同じセンサーで1Bq/kgの上か下かを測定しようとしたら、厳密に言うと最低でも1000倍の時間をかけないといけない。
安定するまで1分かかる測定器ならば、60000秒=17時間程度かかる。
10分程度の測定では50Bq/kg超えてないという判断には使えるが、1Bq未満の証明には1000万以上の機械を使うか丸一日測定するかになる。
大体は100万円台の測定器で10分測定、50Bq/kg以下は30%の誤差として5Bq/kg未満は保障してないと思う。

給食で1Bq/kgでも出たら弁当を持たせるという人もいるが、
毎日出す給食で1Bq/kgを正確に出す測定をするなら毎日1000万円の測定器で1品につき1時間測定という、非現実的な体制を取らなくてはならない。

さて、某地域がウクライナ並みの給食基準を置いたが、
ハンディな表面計測(0.00μSv/h〜)で、周りに食材がゴロゴロ置いてある環境下で1分表面に当てた程度で40Bq/kg未満かどうかの判別など正確に出来るのだろうか?
測定機関係者ならそれはNoと答えると思う。
モニタに数値は出るけどもそれは不確かなものとなる。
誤検出で使える食材を捨ててしまったり、あるいは使えないはずの食材を使うという事になる。

基準を決めるには、それに見合った検査体制を持たなければ意味が無い。

50Bq→1Bqにするコスト(測定器+人件費+保守料金と時間、それに対抗する母親の弁当作成にかける労力)を考えたら、
定期的に子どもの生活環境を除染したほうが総被曝量が下がり効率が良い。
安全でなく安心を得るだけの経費ならば、尿検査を実施して現在の被曝量と食生活や事故後の行動の調査をして、どのレベルまで対策したら西日本の子と変わらなくなるのか、30年前の親の世代変わらないレベルは何処なのか、データを出したほうが良いのではないかと思う。

2011年09月28日

よく恐怖を煽るのに、広島原発の何倍とか、チェルノブイリ並みという記述を見かける。
チェルノブイリ事故との比較
に大気中に飛散した=遠方に降下した可能性がある放射性物質の構成が記述されている。
(海洋放出は別)

確かにセシウムだけ見たら福島のセシウム137放出量は広島原爆の168倍もある。

しかし白血病をおこすといわれる、骨に溜まりやすいストロンチウム放出量をみてみよう。
広島原爆は半減期の短いストロンチウム89の放出量は福島の5.5倍もあるわけである。
半減期前に広島に入った入市被曝という言葉があるが、これを大量に取り込んで白血病になったと思われる。
チェルノブイリは福島の55倍。半減期の長いストロンチウム90は70倍放出されている。

セシウム137:ヨウ素131:ストロンチウム89:ストロンチウム90の構成比は
チェルノブイリ 85 : 1760 : 115 : 10
福島      15  :  160 :  2  : 0.14
広島      0.089:  63:    11: 0.058

これをセシウムを100に正規化してみると
チェルノブイリ 100:20:1.35:0.117
福島 100:10:0.13:0.009
広島 100:707:123:0.65
残存セシウム量で単純比較した場合、
チェルノブイリは福島の2倍ヨウ素被曝し、ストロンチウム被曝も10倍以上である。
広島原爆は同じセシウム量でも福島の70倍ヨウ素被曝し、100倍もストロンチウム被曝するわけである。
だからセシウム濃度分布で単純に広島の恐怖、チェルノブイリの白血病の恐怖になるわけではない事を理解しなければならない。

さらに難揮発性元素(=重金属)となると
福島はチェルノブイリの5000分の1も放出していないし、広島原爆の400分の1も放出していない。

原発事故と原爆は単純比較しちゃいけないのである。

一部の人がプルトニウムを測定しろ、ネプツニウムが検出されたと騒いでいるが、東京程度の土壌汚染ではそもそも福島放出のものでは検出限界以下にしかならない。
沢山のサンプルを測定しなければならない時に、ほぼ不検出と推定される核種、しかも測定までに前処理が必要な核種を測定するのは、時間の無駄になる。
放射線測定より化学分析で計測し、放射性でない同位体も含んだ存在の有無だけ確認する、というやり方が一般的。

奇形の原因は、放射線の影響より重金属の化学的な作用の方が大きい。
チェルノブイリと同じレベルの汚染地域だからといって、重金属類も取り込んだ結果のチェルノブイリハートのような心臓奇形が増えるとは思えない。
妊婦子供が水銀、カドミウムに気をつけるのと同じ程度で良いと思う。
水銀があるからと、妊娠期間にまったく魚を食べなかった人は少ないだろうし、玄米のカドミウムを注意している人は少ないと思う。

重金属の成分が多いチェルノブイリや原子爆弾と、殆どが揮発性のガスだった福島をセシウム量で単純比較して、同一線量地域では多発したと恐怖を煽るのは、
いわゆる健康食品業者などが良く行う数字の統計上のトリックである。

特に、チェルノブイリの避難区域をさして不安を煽る人がいるが、
旧ソ連は初年度被曝限度を100mSv、翌年50mSvという高い設定であって、
かつ、流通制限は当初3700Bq/kgというもので、しかもそれはザル、避難地域を示す地図は半減期の短い核種がほぼ崩壊し終えた状態だし、
重金属核種の分布は含まれない状態である。
多くの人が5mSvに達してない今の日本の状態と、1Sv前後被曝しきってる旧ソ連の人たちの移住勧告を単純比較して極度な不安を煽るのはどうかと思う。

データは嘘をつかないが、その見せ方によって色々な演出が出来るものである。
それぞれが都合のよい様に取捨選択して、持論に有利に見せるよう小細工するものだ。



とはいえ、受ける影響は低いに越したことは無い。

日焼けすると体力が奪われるように、
放射線を多く浴びればそれだけ損傷した細胞の修復の為にエネルギーを使うので疲れるのである。
十分な休息と十分な栄養、副交感神経がうまく働くような精神の安定が必要となる。
放射線の影響を気にしすぎて、睡眠不足になったり、放射能を避けるために必要な栄養が足りなくなったり、それらのストレスで心の落ち着きを無くしてしまったら、せっかくの放射線対策が逆効果になるという事を頭の隅に置いて、
何事もほどほどに過ごしたほうが良いと思う。

特に深夜に掲示板書き込みとかしてると、睡眠障害になるし精神を病みがちになるので、ネット漬けになるのは良くない。
知らず知らずのうちにうつ病とはいかなくても鬱状態になり、
思考が凝り固まってまともな判断が出来なくなるし、極度の被害妄想に陥るし、
類友が集まりすぎると、相乗効果で過激な行動へと暴走する事が多い。

親の精神状態は子の心に影響するので、まずは親は神経質になりすぎず、
日常の生活パターンの範囲で出来る対策にした方が良いです。



2011年09月26日

原子力機関での作業や大学などの研究機関、医療機関での放射線作業をする場合、
電離放射線障害防止規則に基づいて制限や線量測定の義務、健康診断の実施などが定められている。

放射線管理区とは
>第二章 管理区域並びに線量の限度及び測定
>(管理区域の明示等)
>第三条  放射線業務を行う事業の事業者(第六十二条を除き、以下「事業者」という。)は、次の各号のいずれかに該当する区域(以下「管理区域」という。)を標識によつて明示しなければならない。
>一  外部放射線による実効線量と空気中の放射性物質による実効線量との合計が三月間につき一・三ミリシーベルトを超えるおそれのある区域
>二  放射性物質の表面密度が別表第三に掲げる限度の十分の一を超えるおそれのある区域
>3  第一項第一号に規定する空気中の放射性物質による実効線量の算定は、一・三ミリシーベルトに一週間の労働時間中における空気中の放射性物質の濃度の平均(一週間における労働時間が四十時間を超え、又は四十時間に満たないときは、一週間の労働時間中における空気中の放射性物質の濃度の平均に当該労働時間を四十時間で除して得た値を乗じて得た値。以下「週平均濃度」という。)の三月間における平均の厚生労働大臣が定める限度の十分の一に対する割合を乗じて行うものとする。

農家は年中無休状態。8時間農作業た場合、3ヶ月で8×30×3=720時間。
1.3mSv/720≒1.8μSv/hな地域は放射線管理区域になる。年間20mSvより厳しい範囲である。
あの黄色地に赤の三角三つと丸を組み合わせたマークを表示しなければならない。
しかもこれは農地から離れた自宅がクリアランスレベルという仮定の下の数値である。
実際農地が1.8μSvもある地域は自宅も線量が高く、0.5μSv/hを切るのがやっとであろう。

放射線管理区域を指定されていないどころか、測定すらされていない、
自宅も高線量で、自宅は安全な地域にあり通いの原発作業員より過酷な環境に農民が置かれていることになる。

しかも農家は家族経営である。周囲が高線量な環境に出産可能な女性や幼い子どもも住んでいるわけで。
>第六条  事業者は、妊娠と診断された女性の放射線業務従事者の受ける線量が、妊娠と診断されたときから出産までの間(以下「妊娠中」という。)につき次の各号に掲げる線量の区分に応じて、それぞれ当該各号に定める値を超えないようにしなければならない。
>一  内部被ばくによる実効線量については、一ミリシーベルト
>二  腹部表面に受ける等価線量については、二ミリシーベルト

>(線量の測定)
>第八条  事業者は、放射線業務従事者、緊急作業に従事する労働者及び管理区域に一時的に立ち入る労働者の管理区域内において受ける外部被ばくによる線量及び内部被ばくによる線量を測定しなければならない。
>4  第一項の規定による内部被ばくによる線量の測定は、管理区域のうち放射性物質を吸入摂取し、又は経口摂取するおそれのある場所に立ち入る者について、三月以内(一月間に受ける実効線量が一・七ミリシーベルトを超えるおそれのある女性(妊娠する可能性がないと診断されたものを除く。)及び妊娠中の女性にあつては一月以内)ごとに一回行うものとする。ただし、その者が誤つて放射性物質を吸入摂取し、又は経口摂取したときは、当該吸入摂取又は経口摂取の後速やかに行うものとする。


1.7mSv/年≒0.6μSv/h(毎日8時間労働で、自宅はクリアランスレベルの場合)である。
農家の自宅は往々にして木造なので、周囲が0.5μSv/hだと部屋の中でも0.2μSv/hを超えるだろう。
非常事態だとはいえ、空間線量0.5μSv/hの地域の農家の方々は原発女性職員より酷い環境に置かされたわけである。
反転耕をして耕作物への移行を減らしたとしても、γ線は土を突きぬけてくるから労働環境としては不適切である事には変わりない。

法がないのであれば早急に立法するか、こういった放射線防護に関する法律に基づいて保護しなくてはいけないと思う。

現在航空機モニタリングで上空から放射線量を計測しているのであるが、
空間線量0.5μSv/hの地域を含む自治体の農家には線量バッチを配り、積算被曝量の管理が必要になると思うし、
定期的な健康診断を国費なり東電負担なりで行えるようにしないといけないのではないか?
またそれら地域の自宅周辺や生活道路、公共施設は可能な限りクリアランスレベルに近づけないと、子どもの累積被曝量が高くなるのではないかと思う。

チェルノブイリの臨床データが示すように、
一番被害を受けるのはコンクリートに囲まれて生活する声高な都市の人ではなく、
汚れた土に囲まれて生活する物言わぬ地方農民。
チェルノブイリ事故における被ばく線量  原子力システム研究懇話会

これから表土掘削により土埃も舞う。
農作業の放射線基準や健康管理方法を早急に定め線量計配布や健康診断を進めないと、チェルノブイリの二の舞となり、一緒に住む日本農業の貴重な跡継ぎたちを失う事になる。
あいにく線量バッジは福島県という行政単位でしか配布されておらず、遠隔地にあるホットスポットと呼ばれる地域には現在まで何の施策もされていない。

電離放射線障害防止規則に準じた形で、土壌汚染地域農作業規則を作成し、
高線量地域農家への家族への線量バッジの配布、女子幼児立ち入り禁止区域の設定、作業者への簡易線量計の配布、定期健康診断の実施、
防護作業着、防護手袋等の助成、民家生活道路の除染助成、狩猟採取禁止区域の設定などして欲しい。

選挙の票の数獲得の為に低線量の都会のワガママ姫たちのパニックに付き合って、高線量の農村の子が犠牲になるという事だけは避けて欲しい。
弱小地方自治体はお上の号令と助成金がないと身動きが取れないのだから。

作付可能な限界と、安全な作業や生活が出来る限界は違う。

2011年09月20日

大学時代は画像工学を専攻してたわけだが。
画像工学というとCGでもするんですか?と言われるのだが、
銀塩やインキの粘りとかのガチ化学もあれば、衛星画像解析やレーザー計測まで学際的な分野なんです。

2次元以上に情報が分布してれば、
画像という扱いでして。

目に見えなければ潜像、それを可視化するのが現像なんです。
像を得たり、現像過程に化学変化を用いるか、物理変化を用いるか、情報処理技術を用いるか、それによって研究室の方向が180度違う感じです。

放射線に多少詳しいのも、そういった関連の勉強もしてたわけで。

航空機による放射線モニタリングなんかは、親しい先輩がいたリモートセンシングの分野に近く、地球上の特定バンドの情報を上空から取得して、濃度分布画像にする点においては同じ観点。

一方、電磁波や荷電粒子を受けて物質が変化する性質を利用して、化学変化なり物理変化で像として可視化するのも同じ観点でして。

放射線測定器に興味があるのは、そういうバックグラウンドがあってかもしれません。
そして汚染地図という像を作り上げる事に興味があるのも、そういう背景なんでしょう。

仕事もだいたいそんな感じの事をしている。
目には見えてるんだけど、見えない情報を可視化するというか。

目に見えない分布情報を可視化する、そういう事が好きなのかな。


だから、目に見えない放射能分布を身近なもので可視化する事が出来ないか、考えることにとりつかれている。


2011年09月15日

ジャンルは全く違うが、
とあるものを測定し、差を0に近づける、
そういう作業をしたりプログラムを組んだりしてる。

ある程度、それらに知識のある顧客は、
様々な要因で0にならないことをわかっていて、
許容範囲というものに理解を示してくれる。
というのはある一定のラインからは測定誤差のほうが大きくなり、時間をかけたところで人件費の無駄になるからだ。

一方、予備知識のない顧客ほど執拗に0に拘る。
さらには、安い機械をつかう顧客ほど0を求める。

0の証明というのは、最高級の機械でしないと難しい。
しかも無いという証明は有るというものの証明より難しい。
等間隔にサンプリングしたところで、サンプリングした部分に無くても、その間にものがあったら0ではない。
最終的には全部精密に計測しても、ほぼ0かもしれない程度しか結果が出ない。

仕事の経験上も含めて、0にすることの難しさや0を証明する事の難しさを知っているから、
極端な放射脳ママの拘りかたが滑稽に見える。

放射線測定は確率論に近い。
そもそも半減期自体も確率な話だし。
サンプルは沢山あったほうが、より確からしさが増すし、
測定する時間も沢山あったほうがよい。

しかし、半減期は半分になる期間であって、倍の時間があってもそのさらに半分の1/4になるだけ、0にはならないわけで、核実験時代やチェルノブイリ事故の残留放射能もある。

0を証明しようと測れば測るほど、それら残留放射能が検出され、0でない値が出てしまうのである。
賢明な人は0.1Bqという値が出たら、それは誤差の範囲や過去の残留と割りきるのだが、
0への妄想にとりつかれている人は、自分の放射能対策が甘かったと、さらにエスカレートしだす。

0.1Bqの影響より、その精神的ストレスのほうが、健康に害があるレベル。

0に近づけることは出来ても、0にはならないんだよ。

養老先生のさかさま人間学:健康への害どのくらい? /東京 - 毎日jp(毎日新聞)
http://t.co/u8Bph1h



バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)


著 者:養老 孟司


販売元:新潮社

発売日:2003-04-10


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2011年09月14日

この資料を読み返す度に泣けてくる。

チェルノブイリ事故における環境対応策とその修復
http://www.enup2.jp/newpage35.html

>事故後の第1週の主な対策はミルク中の放射性ヨウ素の濃度を下げ、また汚染ミルクを食料流通に入ることを防ぐことであった。このため(a)牧草飼料より汚染のない貯蔵飼料に換えること、(b)モニタリングを行い、131Iの濃度が3.7kBq/L以上のミルクは流通除外すること、(c)この流通除外されたミルクは粉ミルク、チーズ、バター等に加工することが指示された。
> この指示は事故後数日後に集約農業におけるミルク対策にとして通知された。然しこの情報はマネージャーや地方当局にしか届かず、末端の農業システムには伝達されていなかった。


事故の2週間後の牛乳のヨウ素暫定基準が3700Bq/Lで、
超えたのは加工乳として粉ミルクの原材料になり、
しかも通知は集団農場のマネージャーに届いたものの、末端まで届かなかった。
結果、1万Bq以上の乳製品が数週間出回り、
チェルノブイリの子供、特に個人農場の子供が1Sv前後内部被曝するわけである。

事故は4/26、そこから1週間ずっと火災で放出し続け、避難が始まったのも1週間後、暫定基準が出たのは5/8。
半減期8日のヨウ素だから、その間にももっと大量のヨウ素があったわけで。
甲状腺ガンが多発するわけである。

それ以外にも、ストロンチウムの規制値が出来たのもずっと後の事。
核実験時代の降下水準より高い数値が規制値になっている。白血病が増えるわけである。

こういった背景でセシウムも多く、15年以上尿中セシウムが6Bq/Lな状態も続いていた。
膀胱にも腫瘍が出来るわけである。

ネット上で、ソ連は迅速に対処したとか書く人がいるけど、今の日本以上にザル。
前提の初期被曝量が大きく異なるので、同じ空間線量や土壌汚染でも、チェルノブイリと同じ状態にはならないと思う。

こういった過去の報告書から学ぶ部分も多く、
科学者のしなきゃならないことは、極端な事例をあげてチェルノブイリのようになる、と恐怖を煽ることではなく、
チェルノブイリの教訓を生かして現在の規制が作られてること、
チェルノブイリの試行錯誤の報告書から、効率的な対応方法を読み取り、業界や一般人に知らせることだと思う。

一番の癌は、暫定基準に胡座をかいている行政と流通業界。
目先の利益や予算にとらわれて、未来の顧客や納税者、財産である子供たちをなくすようなことはあってはならない。


一般人になった市井の科学オタクはそう思うのです。


2011年09月11日

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何時ものようにちぃ太郎を連れて消防署分署に消防車を見に行ったら、本署から1台消防車が来ていて路駐していた。
普段はネットごしの消防車見物なのに、今日は至近距離。
近寄ってみてたら、消防署から消防士が出てきて、ちぃ太郎を助手席に乗せてくれたり、消防車のホース口を触らせてくれたり。

そういえばここの消防車も被災地救援に派遣されたとのこと。
どの消防車かはわからないけど、先月あたりまで現地での活動のパネル展示がされていた。

放射脳ママに言わせれば、こういう消防車も放射能被ってるので、触らせたくもないのだろうか。
そりゃ現在は一般人までガイガーカウンタ等を持っているが、
昭和51年の中国核実験直後は秋田で60cpmを観測し、尿中セシウムが1Bq/Lぐらいあった。
尿中セシウムが6Bq/Lあった1964年はどれぐらい降下したのか、観測網が未発達なだけで数値が出てないが、米が全国平均5Bq/kg出ていたのだから、もしかしたら今の米の作付制限ギリギリの地域より国土が汚染されていた可能性がある。
半減期は過ぎたけど、雨での流出で減ったのを含めても、まだ西日本で土からセシウムが20〜50Bq出るんだから、車に付着して来るのに目くじら立ててたら、世界中どこにもセシウムが残留してて、0.1Bq/kgぐらいは全員内部被爆済みなんだよといいたい。


2011年09月07日

会社で放射能の心配をすると、上司が笑い飛ばす。

「おれらのほうが沢山被曝してんねんで!」
「セシウムなんかおれら中学校の時に測ったほうが濃いんだで?」

調べてみた

フォールアウトからの人体内セシウム(40年の歴史) - ATOMICA -
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-01-04-11

図2 日本人中学生尿のセシウム137濃度の推移(1959-1964年)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09010411/03.gif

1964年 4Bq/L……。

ちなみに民間が測定した福島の子の尿

時事ドットコム:「2カ月後もセシウム微増」=子ども尿調査の市民団体
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201109/2011090700781&g=soc

0.87Bq/L

上司が笑い飛ばすのももっともかもしれない。

核実験時代、例えば米のセシウム濃度が5Bq前後あったんだが、
全国的に全食品汚染され、輸入しようが何しようが、産地を選びようがない状況。
どんな家畜も人間も汚染された状況。
測定していないだけで、1万Bqのキノコも沢山あったと思う。

そんな時代を生きてたアラフォーアラフィフが目の前で生きてる。
セシウムで蓄積されやすいと言われる膀胱ガンや腎臓ガンなんて、胃ガン肺ガン大腸ガンに比べたら少なくて。

色々恐怖を極端に煽る人がいるけど、
摂取量はそりゃないに越したことはないが、
現時点では生き証人である40〜50歳のオッサンたちの経験した内部被爆量にすら達してない。

このラインがまだ大丈夫な目安なんだろうな。
超えないように、収束すれば良いのですが。


2011年09月05日

自分は幼すぎて知らないのだが、調べると昭和51年の秋に、中国核実験による降下が秋田〜能登にかけてあったらしい。

昭和51年 原子力委員会月報21(11)第19回中国核実験に伴う放射能調査結果について
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/ugoki/geppou/V21/N11/197622V21N11.html

秋田のモニタリングポストで最大62CPS(count per sec 1秒間に放射線を検出した回数)を記録し、
新潟で降雨28.9pCi/ml 降下量83.91mCi/Km^2を記録した。

単位が違うので、よくわかりにくいが、
3/15の日野市のガイガーカウンターが最大約80CPSを記録してるので、7割ぐらいの放射性物質が秋田に漂い、
ベクレルに換算すると、約1000Bq/kgの雨が降り、約3000Bq/m^2の降下が新潟にあった事になる。
(計算ミスあったらスマソ)

それも日本海や北日本全体に。
収穫の秋、しかもキノコのとれる秋である。
民間人はなにもしらずキノコを採って食べた。

しかも、1997年になっても、52Bq、最大1万Bq超えのキノコがあった。

キノコと放射性セシウム
http://www.nirs.go.jp/report/nirs_news/9712/hik2p.html


自分はそういう世代に、秋田県寄りの岩手県で、自家栽培野菜や山菜、キノコを食べて育ったし、何も気にせず野山で泥だらけになって遊んでいたので、
多分、内部被曝はそれなりにしちゃってる事になる。
もしかしたらクリティカルヒットで1万ベクレルのセシウム茸を食してるかもしれない。
それでもこうやって生きてるし、理系で大学院まで行ってる。
50代の人なんて、当時尿検査受けてて、今の子より尿のセシウム濃度高かったと言ってるし。
多少の内部被曝はしても大病なく生きていけるんではないかと思ったりする。

多少はね。
少ないにこしたことないが。


ただ、生産者だけ責めて、
行政や流通業者は暫定基準に胡座かいて、材料の農産物にはケチをつけるのに出荷品である加工品のチェックしていないのはいただけない。
どんだけ行政は企業に甘いんだよ。


懸念してるのは、核実験当時は汚染地図はなく、汚染範囲が不明でどこがホットスポットがわからない事。
汚染地図作成過程で、この過去のホットスポットの残骸が見つかったとき、農家が要らぬ風評被害に悩むのではと思うのである。


2011年09月04日

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皮膚にブツブツできてたのが、血液検査の結果牛乳卵アレルギーではなく、食べかすが付着してる事によるアトピーなだけなので、
思いっきり大人の食事のおすそ分けで食事が出来ます。
除去食や離乳食の用意が無くなると楽です。

現在現れてる緒症状は自分の鼻炎、粘膜系が荒れやすい、敏感肌なぶんが見事に遺伝した感じ。
色白なところもな。

そして好奇心旺盛なあたりも。

被曝を恐れて引きこもっていては、好奇心は育たないし、
知的好奇心こそがサイエンティストに必要な事。
外に出て草花や周りのものに触れて観察する目を、
都内に於いてたった一日数ベクレルの差にしかならないような徹底な放射線被曝対策で摘んだら、それこそ子供の人生にとって大損である。

なので思いっきり外で遊ばせてます。
自然に今から、帰ったら手を洗うという当たり前の習慣づけをさせてるぐらいです。

1日に何回も外に出て、車や草花を見たがるちぃ太郎。
自分を守るために危険な地にいる人を見捨てて引きこもるような視野の狭い子ではなく、
自分だけでなくみんなを助ける方策を考える、広い心に育ってほしい。


2011年09月03日

浜松ホトニクスからいい放射線測定素子が出来たんで

短時間で放射線検出 農産物や工業品向け部品開発
http://t.co/NhBS7L5
>「MPPC」を採用し、シンチレーターと組み合わせた。
>「セシウム137」や「ヨウ素131」といった放射性物質を正確に分別
>同社は1万台の需要があれば価格を1台10万円程度

普通、ゲルマニウム半導体で受けたγ線による電位を増幅して、エネルギーの強さごとにカウントして、スペクトルのグラフ解析してセシウムだけの値を出したりするんだが、
このタイプはγ線を受けて光るシンチレーターの光の強さを計測する。光を計測するセンサー自体は安い。しかもMPPC、光を増幅して複数のセンサーで測定するので、エネルギー分解能が高く、ノイズをキャンセルして精度よく計測出来る。
ゲルマニウム半導体のようにセシウムやヨウ素、カリウムなど様々な放射線計測が安価に精度よく出来るようになるわけである。

シンチレーター自体は高価で、シンチレーター式の測定器の価格の主要成分である。
帝人化成からPETボトル素材をベースとした、同等の感度をもつ安価なシンチレーターが開発されたので、
これら二つを合わせれば、一般人が奮発したら買える範囲の測定器の価格になると予想。

技術立国ニッポンの底力を垣間見た感じ。

それ使ってこーゆーの出来ないか?って話です。

アイデアは書き捨て。

○電子レンジ型のベクレルメーター

コンビニに、コピー機の如く置いてある。
100円/分測定。精度あげたい人は投入金額増やして測定時間を長くする。
操作方法もコピー機や電子レンジ並。
セルフで商品や持ち込みの食品等を入れて、ボタンを押して待つだけ。
温めながら、解凍しながら、測定することも可能。
検査結果はレシートの如くプリントアウトされてくる。
量りも内蔵されてるので、少量でも毎キログラムに換算してくれる。
(但し少量すぎると誤差も増えるので、精度をだしたい場合は長時間測定を要す)

これをスーパーやコンビニに設置する事を仮定すると、かなりの台数が売れると思う。
そうすると価格を下げられるから、機能を削った一般家庭版、容量を増やした生産農家版が出来るかもしれない。

○冷蔵庫型ベクレルメーター

冷蔵庫にベクレルメーターがついてる。
ずーっと冷蔵庫の中の放射線量を監視。
1時間ごとに内部のベクレル数をパネル表示。
線量が上がったときに警告。
冷温で夜間もずっと測定するので、8時間の積算を計測することで、0.01ベクレルに近い精度で測定出来ると思う。
トレイに簡易センサーがあり、どの辺に放射線が強いものがあるか大体の場所をお知らせするので、調理前に混入を発見できる。
冷凍庫版も可能。
保育園や学校の調理室、飲食店、商店、問屋、魚市場、拘りたい一般家庭に売れると思う。
気にする家庭なら、新品の冷蔵庫を持っていても買い換えるだろうな。

○自走式除染クリーナー(ルンバ型)
ヘッドに測定器がついていて、自動走行しながらセシウム高濃度汚染箇所を見つけると搭載している弱酸性スチームクリーナーで自動で蒸気を吹き付けながら、バキュームで汚染水を回収し、カートリッジにあるセシウム吸着材で吸着。
必要があるところだけスチーム洗浄で、他は最小限の洗浄液ですむので放射性廃液を最小限に押さえられる。
廃液カートリッジはろ過した水を抜いたあと、メーカーが回収。
屋根用、壁面用、雨樋用、アスファルトコンクリート用などと使用環境により機種がある。
人が長時間滞在が困難な高線量地域の民家除染、学校等の清掃などに使うが、設定値を低めにした都市部用も出来る。

飽和状態の白物家電業界、これはある意味転機。
早ければ来年度あたり、そんな家電が登場するかも。

おまけ
○酸素カプセル型ホールボディカウンター。
○マッサージチェア型ホールボディカウンター。
測定時間がかかるので、測定の間リラックスしてもらう。
エステや整体に置く。

○ホールボディカウンターカプセルホテル。
精度よく測りたいなら寝ている間に長時間計測。
泊まり掛け人間ドックにも使える。

○ホールボディカウンター付き子供用ベッド
子の内部被曝を毎日チェック。
給食や外食での内部被曝が気になる家庭は高くても買うかも?

○カウハッチホールボディカウンター
出荷前の家畜を1晩この中で飼い、内部被爆をチェック。

○ホールボディカウンター船
○ベクレル計付きクーラーボックス
漁場から港に移動している間に魚を計測。
値が高い場合、港で個別計測をして汚染魚を選り分ける。汚染魚だけ精密計測。

○甲状腺被曝チェック首輪
甲状腺の被曝をより精密に測定する首輪。
一晩填めて測定。
僅かな残留ヨウ素を検出し、推定積算内部被曝を計算。



2011年09月02日

原発事故直後、いろんなトンデモ放射能対策があったわけですが、
産総研の研究結果から考えるに、土壌や何かに結合したものの除染には弱酸のお湯がいいと。

100度でも60%溶け出るのだから、水の高圧洗浄機で除染作業するよりは、
クエン酸を混ぜて高温スチーム洗浄機で洗った方が良くとれる可能性が高いと思う。
ただ高温の酸は金属を腐食させやすいから、洗浄機を壊す可能性もあるので気をつけないと。

とぎ汁乳酸菌、およびEM菌
酸性になる、米ぬか吸着材になるという意味では、拭きとり掃除の洗浄液ぐらいにはなるだろう。
でも、畑にまいたところで低温なので、一旦吸着した土壌からイオン遊離するのは僅か。
他のところより多少水に溶けやすいかも?程度しか効かないと思う。
遊離したのを吸着除去しないという事は、そのまま滞留したままか、逆に地下水まで浸透を促進させてしまうだろうし、農作物へ根からの浸透を促進するかも知れない。
だから菌を畑にまいて除染というのは、何かに吸着除去しない限り別なリスクを生じさせるものだと思う。
某実験で下がったというのは、雨で流されたか浸透したかで下がっただけだろう。

除染用作物と菌を併用するにしても、
チェルノブイリが現在除染を諦めてる現状を考えると、思ったほど効果を上げていないのだと思う。
菌の出す酸性を期待するなら、最初から酢などを使った方が早いわけだし。

一方で菌で農作物への吸収を阻害という話もあるが、
現在の米のセシウム汚染状況を見ると、何も対策をしていなかったのに推定した移行係数よりかなり低い状態である。
事故直後の葉物が洗ってもゆでても放射性物質量が多かったこと、事故後の作付の野菜には不検出が多く、
事故以前から作付されている麦、樹木から収穫する茶や果樹からと、土に接触する牧草等、キノコ、原発に比較的近い地域からしか検出が無い事から、
農作物の汚染は根からより、葉や幹などが放射性物質を吸着吸収するほうがかなり大きいようだ。
もともと根からの吸収が悪いのなら、菌の作用は「気のせい」の範囲だったんだろう。
見事なプラシーボ。

チェルノブイリの除染が進まないわけである。

という事は実は単純にヒマワリを植えただけではあんまり効果が無いかもしれない。

むしろ、土地をお湯で酸性にジメジメさせておいてコケやキノコ、水草を繁殖させては除去するを繰り返したほうが良いのかもしれない。
弱酸性の温泉地の近くの汚染地域で実験して欲しいものである。


ヨウ素対策に海草であるが、
これは色んな意味で有効だと思う。
日本人は海草を食べるおかげでヨード過多状態で、ヨード欠乏気味な欧州人より放射性ヨードを吸収しにくくなってる。
それ以外にカリウムも沢山含まれてる。同様にセシウムを摂取しても沢山のカリウムで薄める作用はあるだろう。
そして海草に含まれるアルギン酸。これがカルシウムやストロンチウムを吸着して、未消化の繊維と一緒にウンコになって出ていく。
つまり、汚染海域に海草を養殖すれば海洋汚染を抑えれるかもしれないし、
非汚染地域の海草を食べれば内部被曝を抑える可能性は科学的にある。
ただし海草は消化しにくいので食べすぎれば下痢をするし、昔から天然ウランなんかも微量含まれているので、何事も食べ過ぎは良くない。
カルシウムも吸着してしまうから、別途カルシウムを取ったりしなくてはならんのですが。
特別に摂取しなくても今まで通り食していれば、それなりに良いと思う。
例えば、魚を昆布〆にする、しらすとワカメをセットに和える、海産物と海苔をセットで出す(巻き寿司)、和食として普通にやってたことなのです。

アルギン酸が良いからと言ってサプリとりすぎて、カルシウム欠乏にならない様に。
同時にカルシウムサプリとってしまったら、アルギン酸と直接結合して無意味だし。

アップルペクチン
未だその成分がどう作用してという因果関係が不明で、実験データも結論に至れる内容ではないと思う。
はたしてアップルペクチンに海草におけるアルギン酸のような成分があるのかと。
なんでアップルなのかと。

ちなみに稲藁にも何でも葉っぱにはペクチンは含まれており、
一部の牛農家は産廃であるリンゴジュース工場からリンゴの搾りかすを貰って食べさせている。
アップルペクチンが効くなら牛にリンゴの搾りかす食べさせている農家は大丈夫なのか?

たんなる食物繊維の塊として、他の成分同様に排出を促すだけだと思います。
日本人はただでさえ欧米より食物繊維を取っており、欧米人の3倍はウンコをします。
つまり、ウンコの少ない欧米人が食物繊維をとったら3日に1回のウンコが毎日出た。
当然体内の食品滞留時間が短くなりますから、吸収される量も減ります。
海外の実験はそういう可能性が捨てきれません。
そういう意味で毎日ウンコしてるような人は敢えてとらずとも変わらないと思うのです。

ちなみにペクチンを酵母発酵させると、メチルアルコールになってしまい人体に有害です。
だから菌が良いペクチンが良いと、両方混ぜて作り置きなんてしたら大変な事になりますんで混ぜないでください。
そっちの方が直ちに影響がある症状が出ると思う。

何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし。

2011年09月01日

こんなセルフな測定所が柏に出来たらしい。
株式会社ベクレルセンター 

簡易測定器(240万) 1回千円と
高精度測定器(2000万) 1回3千円。
セルフ作業で自分で持ち込んで測定らしい。
前処理含め皆が15分ずつ測定するとして、8時間営業だと32回×台数しか計測できない。
各1台ずつあったとして、32000円+96000円=128000円
無休でフル稼働させた場合1ヶ月384万の売上。
初年度は殺到するだろうけど一部の0ベクレラーを除いて半減する事を考えると、月200万弱を想定しておこう。
測定器5年リース 月約40万、
スペース代 月30万、
人件費 月30万(税金・保険等諸経費含む)×人数
(※タウンワークに時給900円の求人あり)
他各種保険代や法人税、設備投資

正社員1人とパート1人で一応採算ベースだな。

というのは、もし私立保育園にリースで測定器を導入してもらった場合、
外部からの測定を有償でセルフ測定させた場合、儲けが出るのであれば保育園の給食の安全保障+運営収入になるわけでして。

固定客をつけるためにも会員制にしておけば、回数券還元とかで初期導入立ち上げ費用は賄えるかもしれない。
測定器を購入してしまえば固定資産税がかかり色々事務処理が面倒だが、リースにしてしまえば初期費用は少なく、5年後需要が激減した場合は返却し事業を畳めば良い。
0ベクレラーは毎日でも測定したいような人なので、1万円で簡易計測11回分、3万円で11回分の精密計測の回数券には飛びつくかもしれない。
(しかし、食費+1〜3万測定代に費やすとか、富裕層がいる地域でないと無理?)
また、学校や保育園、商店街の八百屋や飲食店の定期固定客を確保すれば、それなりに運営は安定するだろう。

問題は測定器を正しく扱えて、多少のトラブルも自己解決できて、顧客に適切なアドバイスが出来る常駐職員を確保できるかどうか。
測定器の性質上のノイズから出る値を落ち着いて説明出来るような人でないと、本来1Bq以下の物でも20Bqくらい出て大騒ぎするような人が多いので大変である。

専門の会社を立ち上げるのはどうかと思うが、NPOの関連一事業として、私立保育園・学校の副業として、保護者や近隣の人が気軽に使える測定ステーションがあっても良いかなとは思う。
株式会社設立しちゃうと法人税とか大変だが、NPOや社会福祉法人・学校法人なら約款に沿ってれば事業として可能。
ただし今からNPO立ち上げるのは時間がかかるし、測定器も発注から3〜4ヶ月待ち。
来年になってしまうので、既存のNPOや社会福祉法人や学校法人のほうが良いだろう。

そういうのの休日・夜間ボランティアだったら自分もやってもいいとは思う。
説明パネル作りとかも出来るしな。

200人ぐらい集めて1万ずつ出資させたら、開設準備費用は出来るんじゃないかな。

2011年08月31日

産総研:土壌中のセシウムを低濃度の酸で抽出することに成功
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2011/pr20110831/pr20110831.html

汚染土壌を弱酸性水溶液に溶かし、200℃に加圧加熱すると、100%に近い値でセシウムが水溶液中に溶け出るらしいです。
そこに開発のプルシアンブルー吸着剤を適量投入し吸着剤を回収することで、土壌のセシウムをかなり減らす事が出来るらしいです。

色んなところで行き当たりばったりのような実験をしてますが、一番科学的な筋が通った成果だと思います。
セシウムはカリウムと似た性質なのだから、化学反応でイオン化させて効率的な溶出をさせる方法、
プルシアンブルーがセシウムを吸着する性質なのは既知なので、有害物質を出さずに安全に吸着させられる形になれば良いわけで。
コストや実現性が高いものから最適な方法を見つけたわけです。


つまりはです。
現在都市部では焼却灰や汚泥の処理が問題になっていますが、この処理をすることで肥料の規制値程度には濃度を下げられるのです。

肥料についても、元々堆肥肥料は酸性寄りなので、発酵させる前に加圧加熱し吸着させ、それから発酵熟成に必要な菌を添加していけば、汚染の拡散が防げると思うのです。(但し堆肥に含まれる稲藁や籾殻、おがくずからは除去できないんで…)

是非とも実家の牛糞堆肥プラント部分で実験して欲しいわ。
変なグルンバエンジン使うよりマシ。


福島の高濃度汚染地域に適用するには、作業員の被曝を防ぐために土壌採取部分は自動走行する可動プラントが必要ですね。
土壌はトラックで運搬できる量じゃないし、掘削中に被曝してしまう。
処理プラントはトラック搭載で、土壌採取→戻しはロボがするみたいな。

消耗品をいかに少なくするかが実用化のポイントです。
また、セシウム吸着したプルシアンブルーの扱いですね。
自動的にドラム缶詰にしてくれないと、普及型にしにくいですし。

早く高濃度汚染区域の方々が帰れる環境になるよう、実用化して欲しいものです。

この理屈からいうと、
河川海洋汚染覚悟で、弱酸性の温泉水かけ流し&排水路で吸着も効果があるかもしれませんね。
那須やいわき、吾妻連峰あたりの温泉地帯で試すとか。
でも硫黄とかの汚染がでるか。


あと似たような方法で、海草のぬめりに含まれる成分がストロンチウムを吸着するんで、
福島原発の回りを昆布やワカメ養殖の筏で囲んでみるとか。
腐海ではなくワカメ海。
カリウムもヨウ素も吸収で。


2011年08月30日

農林水産技術会議/農地土壌の放射性物質濃度分布図の作成について
http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/110830.htm

都市部の市民団体は、アスファルトやコンクリートだらけの地域で、校庭や植え込みに集まった表層10cmの土壌を採取し、1万Bq出して、それを単純100倍かけて100万Bq/m^2だからチェルノブイリの移住区域並みと騒いでる。

一方農地では、実際に耕作するときもそうなので、
30cmぐらいまで掘って撹拌したものを測定している。
但し降下量を表すBq/m^2を使うときは、単純かけ算せずに航空機モニタリングの値と比較して、整合性を確認している。

都会の市民団体が作ってる土壌汚染マップと単純比較は出来ない。
というか、都会の市民団体が行政を動かすという目的のもと、高い値を出して恐怖を煽る方向性なので、データの扱い方がおかしかったりする。
そして農林水産省は、出来るだけ安全アピール方向に持っていきたい。
双方のデータの扱い方に賛否両論があるのは仕方がない。


はて、米のセシウム移行係数が0.1とした訳だが、
関東福島あちこちで、撹拌しても200Bq超えの地域があるのに、検出した地域が少ない。
中通りなんて微量検出だらけになっても良いくらいなのだが…。

このペースだと、暫定基準を1/10の50Bqに切り下げても、十分やっていけるような。
飯舘村に残って高濃度地域の除染や試験栽培している結果が気になる。

かといって、1万Bqの地域で耕作させるというのは、そこに家族も住むわけで。
米がOKだから、自家栽培野菜も大丈夫だと子供にまで食べさせる農家もいるだろう。
葉もの野菜や果実はまた移行係数が違うから、子どもがいる農家には注意喚起しないと。


2011年08月26日

給食食材の放射性物質量を計測するために、あちこちで簡易ベクレルメーターを購入する自治体が増えてるが、
簡易ベクレルメーターだと誤差が大きくて良いのでも10Bq/kgが限界だったりする。
原因はバックグラウンドノイズとか、食品によって炭素やカリウムの含有量が異なるから、放射性炭素や放射性カリウムの放射線まで値に入れてしまって、本来不検出のものでも20Bq/kgの数値が出たりして市民団体はそのたびに大騒ぎしたりする。

簡易測定器でも精度を出すためには、長時間の計測と、このバックグラウンドの自然放射線をどう差し引くかなんですが。
測定器に数値を組み込むんでは無く、食品ごとのダミーを作って販売するのはどうなんだろうと思う。
食品のカリウムや炭素の含有量はある程度データがあるのだから、容器にそれに相当する炭素とカリウムを封入したもとのと、それに100Bq程度放射性セシウムを加えたも較正オブジェクトを食品の種類ごとに販売し、
測定器は最初に空の状態、
次にセシウム0の較正オブジェクトを測定し、
その次にセシウム入りの較正オブジェクトを測定、
最後に食品実物を測定して重量補正をして値を出せば、
また爆発してヨウ素が飛んでくるとか無い限りは、シンチレーション式でもより精度高く測定できるのではないかと思う。
炭素やカリウムの半減期は超長いので、セシウム入り較正ダミーだけ1年に1回買いかえればいい感じ?

生産者側は作ってる食品の種類だけ較正ダミー購入すればいいのだから安く済む。
消費者側は全種類較正ダミーを買うわけにもいかないので、少し誤差が大きくなるけど、
食べる量に応じて葉物、魚などジャンル分けされた較正ダミーを購入して使用すれば良いと思う。
出荷する側は基準以下の精度が出せれば良いのだし、消費者側は自分の得たい精度に従って較正ダミーと測定時間を選べばいい。

多分そういうのがあれば、シンチレーション式線量計+測定用シールド+補正プログラム+較正ダミーで作れそう。
較正ダミーの値段次第である程度精度をもったかなり安いベクレル測定機が出来そうな気がする。


実は出穂時期に放射性物質の降下が影響があるのではないかと。

茨城県鉾田市
空間線量(地上1m)

6月中旬 0.143〜0.265
7月上旬 0.137〜0.274 ←一部地域で上昇
8月中旬 0.113〜0.235
米中セシウム 52Bq/kg

千葉県白井市 
学校等 空間線量(地上1m)
7月上旬 0.18〜0.42 ←6月データは不明だが、なんか高め
8月中旬 0.15〜0.34
土壌セシウム(採取地点は異なる) 16〜1779Bq/kg ←住宅地の中の公園からも採取なので集まって高くなってる地域や、独自に砂の入れ替えをして低くなってる保育園含む
米中セシウム 47Bq/kg

福島県会津坂下町農村公園 空間線量(地上1m) (市街地は低いけど東側は高いらしい)
7月上旬 0.270〜0.440 
8月中旬 0.289〜0.420
土壌セシウム 240〜868Bq/kg
航空モニタリングによる線量(隣接地域からの推定) 0.1〜0.5
航空モニタリングによる土壌セシウム(隣接地域からの推定) 10k〜60kBq/m^2≒100〜600Bq/kg
米中セシウム 不検出

東京都 水道中の放射能
2011-07-02 セシウム137 0.14Bq/L(前後は不検出)

米の作付制限5000Bq/kg(≒500kBq/m^2)
米の土壌からのセシウム移行係数0.1
つまり暫定基準500Bq/kgすれすれになると予想される土壌汚染濃度で作付制限。

空間線量が白井市より高めの会津坂下の田園地帯は不検出(移行係数から考えると50Bqぐらい出るもの)、他の地域も不検出。
空間線量が白井市より低めの鉾田市が白井市より値が高めに検出。
7月上旬に関東で空間線量が上昇した時期があった。
東京都でも微量セシウムが水道から検出されたという事を考えると、
7月上旬にある程度降下があったものと考える。

7月上旬と言うと早場米の米が出穂=米の花が開花していた時期である。
つまりもみ殻のもとが開いている状態で胚芽のもとが露出している状態。
この状態で降下があり受精後閉じ付着したセシウムが閉じ込められ、デンプン質が太っていく。

実は米のセシウム移行係数は実は根からの移行は低くて、
核実験時代は空気中に浮遊している放射能の影響でもみの中に取り込んでて移行係数が高めに出ていたと考える事は出来ないだろうか?

お茶の葉でも事故直後の葉物野菜でも牧草でも、土壌汚染より葉に直接吸着吸収してしまった放射性物質の影響が大きかった。
葉物は根からだけでなく葉の表面からも吸着する性質を持つようである。
果樹でも、木の表皮を剥がす等で放射性物質の量を下げる事が出来たという報告もある。

核実験時代は四六時中浮遊してたわけで、土壌汚染が低くても出穂時期に微量降下で葉や花に付着して値が出たという可能性は捨てきれない・

空間線量や土壌汚染のデータだけでなく、出穂時期の風向きや空間線量のデータも蓄積していったら、品種以外の移行係数のばらつきが分かるかもしれない。
もし根からの移行係数が低く、出穂時期の浮遊放射能による影響のほうが大きければ、
米の栽培方法を工夫すれば土壌汚染が高めの地域でも不検出の米を栽培できるようになるかもしれない。

全国のデータが出てみないと分からないけどね。

2011年08月24日

未だに「子供の鼻血が出た、放射能のせい?」という方が線量が低めの首都圏にいらっしゃるので。

放射線の影響なら症状は鼻血単体ではありません。
鼻血が出る=粘膜が荒れ毛細血管等が切れる等な現象ですが、放射能から出る放射線で粘膜が荒れるくらい吸引してる=それだけ放射能が漂ってるのならば、最初に目がやられます。
鼻とは違って目は結膜が外気に露出した器官です。
鼻血が出るほどならば、まず先に目の充血(しかもかなり)やチカチカ感が出ます。
それに皮膚も日焼けした感じで赤くなったりする人も出るでしょう。
敏感肌の人は赤い小さな内出血や紫斑が出る事もあるでしょう。

とにかくいきなり鼻血だけ出るというのは無いです。
まず鼻炎や風邪を疑い、耳鼻科や小児科を受診するのが親の務めだと思います。

そして下痢ですが、
微量放射能で下痢をするのならば、食品に常に入っている放射性カリウム(約100〜800Bq/kg)でしょっちゅう下痢をしてる勘定になります。
放射性カリウムは天然放射性物質と言えど、セシウムの約半分のパワーを持ち、半減期は12.8億年あります。
それに天然ウランや核実験時代の残留放射能が何処の国から取り寄せても0.1Bq/kg前後ぐらいは常に食品に入っています。
完全0ベクレルは元々不可能なのです。

人間の体はそれら自然放射線や残留放射能に対してある程度は耐えられるようになっています。
身体の修復スピードが放射線による破壊スピードより上回っている状態ならば健康は維持できるようになっています。
それが特異体質やストレスや病気などによる機能低下、加齢による修復力低下によりバランスが逆転した時、なんらかの症状が出るのです。

チェルノブイリの子たちは避難命令が出るまでに相当量のヨウ素被曝をし、
避難命令がすぐには出なかったベラルーシの子供たちは、当時のザルのような基準で流通するものを食べ続け、強制移住させられる5年間に推定1シーベルト前後(≒致死量)のヨウ素被曝をしています。
ベラルーシの子供たちは1万Bq/kg以上の農作物を知らずに食べ続けていました。
チェルノブイリの第三区域は設定されたのが事故後5年で、内部被曝で既に詰んでる状態の子たちにこれ以上外部被曝すら無理ということで、かなり厳しい空間線量で移住させています。

東京はチェルノブイリの第三区域と煽る人がいますが、前提条件が違うのです。

現状の首都圏では一部を除き空間線量は0.1μSv/h前後ですし、流通している食品で敢えて福島産を選んで食べたとしても、
昨年度の米や輸入食材などで薄められてしまい、内部被曝で年間1mSvを超えるのも難しいと思います。

食べ物に細心の注意を払ってわざわざ西日本から野菜を取り寄せているような家庭のお子様が、食したもので下痢をするというのは、
放射能のせいより、細菌やウィルスであったり、アレルゲンや化学物質のせいであったりする可能性の方が高いのです。

甲状腺が腫れてるのではないか?という人も見かけますが、ベラルーシでさえ気づくのに5年近くかかってるのに、
それらよりはるかに線量が低い首都圏でこんな短期間に腫れるぐらいなら、PETで造影出来るレベルに蓄積してるんではないかと思う。
実際首都圏でそんなレベルであれば、福島の医師はすでにパンク状態なはず。実際はそうではありません。

夏に喉風邪はよくあることなので、喉が腫れてるならまずは小児科に行って喉を見てもらいましょう。

もし甲状腺をエコー検査して嚢胞があると言われても、通常時でも10人に3人は発見されるものです。
イボやほくろと同じで、経過観察して大きくなるような事が無ければ何も治療は無いものです。
大きくなった場合に中の水を抜いたり、腫瘍マーカーをチェックしたりして、良性腫か癌かを見分けます。

もし完全に放射能対策をしてきたのに尿検査で1Bq弱セシウムが検出されたとしても、
それは今まで食べてきた食材に含まれる核実験時代の残留放射能の可能性が高いのです。
呼吸による吸収だけで1Bq/Lなんてでたら、空間線量はもっと高くないとおかしいです。

ヨウ素被曝の臨床データはチェルノブイリで揃ったけれど、福島の場合、ヨウ素の放出よりセシウムが多く、セシウムの低線量被曝についてはこれから東日本の市民が臨床データになるわけですが。
個人的には放射性カリウムの量を超えない範囲であれば、人間には十分に放射線と対抗する力はあると思います。

PET検査では敢えて半減期の短い放射性物質を体内に注入して、血管が集まりやすい癌細胞を発見するわけですが、1回で1〜20mSvぐらい被曝するのです。
白血病治療に、骨髄の癌細胞を殺すために半減期の短いストロンチウム89を注入するという方法もあるくらいでして。
一部の人を除き大体の人間は、こういった内部被曝にある程度耐えられる体を持っています。

もちろん被曝量は少ないに越したことは無いのです。
でも「放射能のせい?」なんてネットの掲示板に書き込んでる暇あったら、しっかり子供と向き合って
それが風邪の症状なのか、アレルギーの症状なのか、光化学スモッグによるものなのか、このところの寒暖の差のせいなのか、しっかり判断して病院に行ってください。

2011年08月18日

一応親として、ちぃ太郎の被曝量を把握しとかないとね。

0.5μSv/h地帯に48時間ほど滞在
屋内は0.2μSv/hと推定
現住所は0.1μSv/h
屋外は8時間(そんなにいなかったけど多めに見積もってみる)、屋内は40時間とすると
(0.5-0.1)×8+(0.2-0.1)×40=3.2+4=7.2μSv

オプション
地べたに座る
地べたに座ったのはコンクリートの上のみ。
土の上は0.5μSv/hでも掃除されたコンクリート上は0.2μSv/hぐらいには下がってるだろうと推定。
でも距離0だとγ線+β線で2倍と考え、1μSv/hで見積もり。
座ってた時間積算5分程度だから+0.2μSvぐらいか。

外遊びの埃等
土壌5000Bq/kgとしても、手に付着を舐めるとか吸引とかは0.2gにもならないと推定。
1Bq以下。

飲食
水は10mの深層井戸水なのでまだ汚染が無いと推定。
ちぃ太郎が食べたものは殆ど昨年産の米、味噌、購入の豆腐等。
枝豆、メロン、スイカ、モロヘイヤ、つるむらさき、が自家栽培野菜。
メロン、スイカは殆どが水分と糖分なので、福島でさえ50Bq/kg以下
合算50g程度しかとらないと2Bq程度。
枝豆、モロヘイヤ、つるむらさきはそこそこ高いと推定。
でも摂取量はやはり50g程度。仮に500Bqあったとしても25Bq。

2泊3日中に摂取した量を考えると、多くても25Bq分しかないと思う。
セシウム137実効線量係数1.3×10^-5(mSv/Bq)なので
32.5×10^-5mSv=32.5×10^-2μSv=0.325μSv
乳児なので大人の3倍と考えて、1μSv。
思ったより少ない。
米などの主食が非汚染だから、今のところまだ低いのね〜。
救いは、水が深層地下水と、米の仕入れ先である親戚宅が山一つで線量が低めの地域な事です。
あと、乳児なので野菜はあまり咀嚼消化できずそのままウンコとして出てくることかね。

合計8.4μSv普段より余計被曝してきたと見積もり。

なんだレントゲン(0.5mSv)とか海外旅行飛行機往復(0.04mSv)より全然被曝量低いじゃん!
ゼロベクラーな放射脳ママには信じられないかもしれないけど、私はこれぐらいなら許容しとく。
科学者になるなら、ましてや宇宙に生きるニュータイプになるのなら、
これぐらいの放射線耐性が無いとやってられないです。

2011年08月16日

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多分、首都圏の放射脳ママがみたら発狂するかもしれないが、
0.5μSv/h地帯で地べたに座って猫とファーストコンタクトをとるちぃ太郎。
後でお尻の土埃を払い、手は洗いましたとも。
そんな事はお構いなしの甥姪。はたしてそのままで良いのかな。

都会の一部の狂乱をよそに、農村では全くと言っていいほど放射能への危機感の空気はありません。
線量から考えたら、江戸川区や三郷市以上に騒がなきゃならないと思うのですが、普通に農作業をし、普通に自家栽培の野菜が食卓に並びます。

今日はほぼ完成した胆沢ダムまで行ってきました。
肝心のちぃ太郎は熟睡してしまい、ダムを見ることは出来ませんでした。
こちらのエリアまでは放射能雲は来なかったようで、市の測定では愛宕小は値が低いです。

その後、ほたるの宿で昼食といきたかったのですが定休日らしく、急遽役場近くの喫茶店キャロルに。

キャロルなんて中学校以来だよ。

そこでちぃ太郎用にうどんを、自分用に冷やし中華を頼んだんだが、冷やし中華が結構具沢山。
ちぃ太郎はうどんを1/4も食べたんだが、俺様は冷やし中華とうどん3/4を食べたわけで、食い過ぎ。

その後に、実家に泊まりに来ていた母姉を従姉妹(母姉の娘の嫁ぎ先、ちなみに従姉妹の子は実家の従業員)の家に送り届け、衣川の母妹宅へちぃ太郎の顔見せに行く。
山道の途中の分岐先は内陸地震(地元では須川(栗駒山の別名)の地震と呼ぶらしい)で通行止めになったまま。
叔母の家の対岸側には生々しい崩落跡もある。
ここは衣川と言っても北西側の奥地で、こちらも放射能雲が到達しなかったのか低線量。
実家の米はいつもここから分けてもらってるのだが、登米市で基準値より低いながらもセシウムが検出されたらしいので、それなりに心配をしている。
それどころか、この地域は今年は少雨で、先ほど行ってきた胆沢ダムの下を流れる胆沢川の水が殆どない状態。

少しにわか雨が降ったけど、地面を濡らす程度でがっかりしてた。

姪は汗疹で痒いと言うし、甥は紫外線過敏症で外出は長袖、母は今年から夏野菜にアレルギー症状が出たのか、夏野菜特有の毛のある野菜をさわると荒れるらしいし、母妹も今年は汗疹がかゆいとか言う。(クーラーないんで節電関係なし)
放射能のせいじゃなければいいんだけどね。


2011年08月15日

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帰省ラッシュのUターンが始まった頃に帰省する。
荷造りしようと鞄をあけたら、ちぃ太郎がお手伝いしようと邪魔をする。
まずはお約束の、鞄に入ってみる、から。
このまま宅急便で送れたら楽なんだけどな。

3日分の紙おむつが荷物の1/4を占め、ミルク&哺乳瓶や着替えなどを詰め込んで、昼飯たらふく食べさせてさぁ出発。
外は暑い。
新幹線に乗る前に手持ちの水を半分飲み、待合室でミルクも200ccあっという間に飲んでしまった。
そして降りたいと騒ぐのでだっこ紐からおろしたら、見知らぬ兄貴を追いかけてあっという間に5m先まで歩いていくし。

午前寝も昼寝もしないで新幹線に乗り込んだので、最初はぐずったけど、ミルクを100ccつくって飲ませたら膝の上で寝てしまった。


首都圏の放射脳ママにしたら、子供を0.5μSv/h地帯に連れていくなんて、キチガイ扱いされるだろう。
これより線量が低い日光への社会科見学や林間学校ですら大反対するくらいだから。

高めの線量でも、様々な制限の中で0Bqで生産を頑張っている家族がいる。

間もなく福島。
この地に今住んでいる人たちの苦悩に比べれば、首都圏の放射脳ママ達のばか騒ぎはとるに足らないもの。


2011年08月08日

日本合唱曲全集「土の歌」佐藤眞作品集日本合唱曲全集「土の歌」佐藤眞作品集
アーティスト:合唱
販売元:日本伝統文化振興財団
(2005-10-21)
販売元:Amazon.co.jp
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混声合唱とオーケストラの為の
カンタータ「土の歌」

元々は、ショスタコの「森の歌」やベートーベンの第九に対抗すべく、
国産の合唱曲をとつくられた原爆の歌なんだけど、いまいち最終楽章しか流行らなかった。
本当はこの8月に歌うべき曲なんだが。
最終楽章しか知らないから、原爆の歌なんて知らない人は多いだろう。

しかしこの曲、放射能恐怖の部分はいまの原発事故に共通の部分もある。
(特にもぐらもちは放射脳ママそのものだ)

いつの日か、心から最終楽章を歌えるようになるまで。
皆の心を一つに出来るよう、第九に代わる市民の歌に出来ないのか。
(もしくは偉大なる作詞作曲家さん、新作に取り組んでください)

わけがわからずドイツ語にカタカナふって年末だけ最終楽章だけ歌う第九より、
すべての楽章を日本語歌詞で歌える。
市民楽団でも伴奏を合奏出来る、そんな歌を。
年度末の3月に毎年出来るよう。
そんな歌が出来ないのかな。

心から福島でこの曲の最終楽章が歌える日を待っている。









2011年08月03日

NHK クローズアップ現代 牛肉になぜ 〜広がる放射能汚染〜
の動画再生(3:30あたりから)によると、当初牡鹿半島方面に流れていた放射能雲は一転茨城方面に方向を変え、一旦関東一円を襲い、その後南風にのって北上し、宮城を通過したあたりで降雨でフォールアウト。
この日は小さな低気圧が通過していて、目まぐるしく風向きが変わった。

文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果
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早川由紀夫の火山ブログYukio Hayakawa's Volcano Blog放射能汚染地図(三訂版)
hayakawa

3/15の天気



現地に住む者なら分かるが、基本的に3月は依然冬型になることが多く、西風が強い地域である。
あの季節に海からの風が来るのは滅多にない。ましてや北上山地を超えてくることは少ない。

動画や天気図のように低気圧の通過で急激に風向きが変わり、一時的に南風が入り西からの雲と出会うというのが自然である。
よりによって放出量が多い3/15に低気圧が変な位置を通過して、さらに降雨があったという不運というしかない。

動画の様子をみると、牡鹿半島の汚染域と栗原・一関・気仙県境付近の汚染は別系統に思える。
なのに、群馬大早川教授は依然として福島から牡鹿半島経由で一関方面に流れ込んだかのような、海にまで線を引いた図を描いている。
地上の汚染マップはともかく、海上の線は修正したほうがいいんじゃないかなと思います。

時間による線量の減衰の補正も入らない、様々な測定器の値が混ざってる上、点をぼかして等高線をひいた大雑把な線引で、風評被害に遭った人、逆に地図によって自分の地域の汚染を知った人、色々いると思う。

文部科学省の航空機モニタリングによる汚染地図が東日本全般(青森から福井・岐阜・愛知まで)完成すれば、早川氏の汚染地図は役目を終えるとは思うけど。
東日本の線量地図作製 政府など、放射線量の観測強化 日本経済新聞

航空機とモニタリングカー、サンプル採取など総合的に作るらしい。

とりあえず、実家の地域も航空機測定される。
赤生津〜白鳥川のラインの線量高めの地域の全容がわかる日も近いのね。

線量や降下量に合わせた対策や、施策の優先順位をお願いしたいところです。




で。謎なのですが。
稲藁問題で出ていた、栗原や登米の田園地帯の線量が低めなのです。
稲藁が降下時に田園にあったから、藁に吸着して土壌につかなかったのか?
もしそうなら、また爆発事故が発生したときは、フォールアウトまで藁の筵で覆うと作物や土壌は守れるのだろうか?
もし、フォールアウト後まで菰巻きしてた樹木があるのなら、菰を巻いた部分と雨に晒された部分の樹皮の比較をしてみたいもの。


2011年07月29日

大学や仕事で色々測定器を扱ってた知見から独りごと。

ベクレルとシーベルトの関係の例えで、硬貨で例えてるサイトがある。
硬貨の数がベクレルで、金額がシーベルトになる。
単純明快な話である。
硬貨の種類によって1個が何円であるか決める係数が実効線量係数で、吸入した場合と経口摂取した場合、年齢によってこの係数は変わる。
為替レートみたいなものがあると思った方がいい。

この例えで行くと放射線測定器の種類で大きく分けて
お金の個数だけ数えるタイプと、
お金の総額だけ表示するタイプと、
お金を硬貨別に分けてカウントし額を表示するタイプの3つに分かれる。

お金の個数だけ数えるタイプは、いわゆるGM管のガイガーカウンターやSiPDでのカウンター、安いシンチレーションを用いたPDカウンターなどある。
これは例えば、1円が100個、5円が20個、10円が10個、50円が2個、100円が1個、どれも其々100円総計500円であるが、
1円玉ばかりの時は100個あるとカウントしてしまい、
100円玉は1個しかないとカウントする。
133個あるとカウントする。
これを金額換算するときには、133個という情報しかなくて、全部5円玉として計算してしまうと655円。
本来の金額より高く見積もられてしまうのだ。

一方金額だけ表示のタイプはシンチレーション式の測定器だが、シンチレーターにX線やγ線が当たると目に見える光となって光る。
これを目に見える光に感度が高いPDで光の強さを一定時間計測して、センサーに蓄積されたエネルギー量を数値で表示する。
先ほどのお金に例えると、何が何個入ったかは計測していないが、総額500円は出てくる。
さてこの総額から、じゃぁ100円玉は何個ある?という推定になったとき、単純に100で割って5個と出すと、実際含まれる1個より大きな数字が出てしまう。

測定器はこういうものをどうしているかというと、
1円玉、5円玉、10円玉の普段の存在比率をあらかじめ出しておいて差し引いてから計算する。
仮に1円玉=放射性カリウム、5円玉=放射性炭素、10円玉=放射性水素としてみよう。
(実際の存在比率やパワーは全く別です)
300円分は、普段から同じ比率で1円、5円、10円玉が入ってる。
500円から300円をひいて200円。それを100円でわったら2個になる。
まだまだ現実より多い。
でも、例えば50円玉=放射性ヨウ素とした時、もう放射性ヨウ素は殆ど存在しない状態であるときには有効なのである。
こういう原理で簡易なベクレルメーターというものは作ることが出来る。

カウンター方式の場合、
あらかじめ一定確率で存在する1円玉、5円玉、10円玉の個数130個を差し引けば、3個あるとカウントする。
シンチレーター方式より誤差が大きく出る所以である。
それが100円玉3個なのか50円玉3個なのか2:1なのか1:2なのか不明だが、放射性ヨウ素がいなくなれば正しくカウント出来る事になる。

実際にはもっとたくさんの種類があるので、それらの存在比率によって誤差は出るが、大雑把な数値と言うのはこういう仕組みで出せる。
このように測定するものを何かに限定すれば、通常の存在比率や量というのは過去の測定データからあらかじめわかるので、何かに特化した線量計やベクレルメーターというのは作成できる。
しかし、空気、土壌、食品の1円玉5円玉に相当する放射性カリウムや放射性炭素、放射性水素の存在比率は異なるので、
空間線量を測定する測定器で土壌や食品をいろいろ測ったところで誤差は大きく出るものと思った方がいい。

カウンター方式の誤差20%というのはこういう背景があって誤差が大きくなるし、
そもそも換算式がその地域の自然放射線分布にあってるかどうかでも精度が分かれるところである。

一方、核種別に測定できるスペクトロメーターというものは、両替機のように硬貨の種別ごとにカウントして金額も出すすぐれものである。
しかし、個々の額が分かるセンサーにあたるものが熱で誤作動を起こしやすいものなので、常に一定温度に冷却し、余計な放射線が迷い込んでこないよう周囲を遮蔽しなきゃならない。えらいごつい大きな機械になる。
微弱な放射線量の場合、測定の桁数を上げるには測定時間を10倍100倍とかけないと精度が出ない。
そういう関係で、屋外に持ち出してその辺測るというのはなかなか難しい機械でもある。
しかも100万以上するもんである。

可視光の場合や波長の長いX線なら回折格子や結晶で光線の進む方向を波長によって曲げてセンサーで感知する事は可能だけれども、
γ線は原子サイズの波長なのでもはや波の性質で進行を制御するのは出来ないので、
高周波数→エネルギーが高いという性質を利用して、検出したγ線のエネルギー強度で振り分けてカウントするという方法で核種特定と計測を行う。
両替機に例えると、重さや大きさで振り分けてカウントして金額表示するという形である。

もちろん偽造硬貨やすり減った硬貨が混入すれば間違うように、センサーの感度によっては性質が似ているものは分離しきれない事もある。
シリコンのセンサーだと例えば1円と5円の区別がつかないで10円単位でしかカウントできなかったりする。
ゲルマニウムは1円と5円の区別も他国の硬貨も振り分けるタイプであると思った方がいい。

ただ万能に見えるスペクトロメーターも欠点があって、γ線を出さない核種は測定しにくい。
β線しか出さないストロンチウムの測定結果が、ヨウ素やセシウムと一緒に出てこないのはこのためである。
政府は決して隠蔽してるわけではない。本当に同時に測れない。
α線しか出さないプルトニウムも同様である。
γ線を出さないものは面倒な下処理をして測定しなくてはならないので、1週間単位で時間が必要になり全品検査は出来ない。
緊急時における食品の放射能測定マニュアル@平成14年3月
厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課(PDF)


さて話題のエステーの測定機エアカウンターであるが、SiPDを用いたカウンター式。
PDにβ線が直撃するとダイオードの構造が破壊されてしまうので寿命が短くなるのでβ線カットしてる。
その名の通り空間線量測定用で放射性セシウムに特化したテーブルで線量を表示するので、推奨環境以外では、本来の線量より高い値が出ると思う。
また、その値段、SiPDの感度から、高温の場所に放置して測定すると誤差が多くなるだろうと思う。
そういう性質のものであるという理解で使う事が必要だと思う。

今は放射性ヨウ素が大分落ち着いているので、PETシンチレーターが搭載された測定器で測定対象物ごとにチャンネルを作って、簡易ベクレル表示する測定器が1万円台で出来れば、生産者流通業者側に置いて簡易計測出来るんではないかと思う。
何でも0Bq/kgの人は1時間かけて測定すればいいし、10Bq/kg以下なら10分弱、100Bq/kg以下なら1分ぐらいで上か下かぐらい分かるだろう。
暫定基準こえかどうかなんて1分ぐらいで大体何らかの値は出るのだし。
そうやって測定精度を使い分けてトリアージしていくことも大事だと思う。
2000万円の1台を買うより2万円のを1千台用意して、高いのと低いのを分ける作業は必要だと思う。
不検出を売りにしたいものだけ冷蔵庫中で1週間寝かせている間に測定出来る機械を用意して、確認すればよいと思う。
そういう食品検査に特化した測定器というものは必要だと思う。

風邪ひくたびにフル装備の血液検査する馬鹿はいないだろう。
季節や症状によってインフルエンザ用、アデノウイルス用、結核用、肺炎用などの検査キットで検査するもんだ。


2011年07月28日

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GWに帰省した時の写真なんだが、
当時は線量把握してなくて普通に帰省して、ちぃ太郎を抱きながら周囲を散策したわけだが。
(一応、放射能のたまりそうな場所を避けたり、手洗い等をしましたよ)

7月の市独自調査で1km東の小学校が空間線量0.5μSv/hなんで、GWの水たまりの泥付近なんか多分2μSvとか余裕であったんだろうな。
放射能ノイローゼママなら、行って帰ってきただけでスクリーニングしだすか、エンガチョされるだろう。

都会では葛飾の水元公園が今それぐらいだと大騒ぎしてるわけだが、ホームレスでない限りそこに寝泊まりするわけじゃない。
そこに行かなければすむ話でもあるし、局地的なものだから掃除すれば済むだろう。

でも東北の現場では、その数値すら知らず、都会で局地的に存在するような高い数値が360度数キロ四方続くような環境に、実際小さな子供が住んでいるんよ。

本当に学校給食で騒がなきゃならないのは、コンクリートやアスファルトで囲まれた線量の低い東京じゃなく、
常に土埃の立ち、土に触れる、こういった線量の高めの農村の学校だと思う。

農家の収入の道が絶たれると、店で食料を買うことを控え、汚れた土で育った野菜、検査もしていない高濃度の汚染野菜を食べざるを得なくなる。
内部被爆が深刻なのは、口うるさい都市部の主婦の子ではなく、寡黙な親を持つ農村の子なのだ。

牛に食べさせる牧草が廃棄されるのに、その庭先で出来た野菜を食べる事はいまだに規制されない。

時間がかかっても全国の児童の尿検査を行い、内部被爆量と生活圏の空間線量に即した対応を願うところ。
行政区や円で一律に区切るなんて愚かしい行政はやめてほしい。


こんな環境下でも、近所に住む畜産部会長さんは牛の全頭検査をして信頼回復に努めてる。
付き合いのある直販店を持つ農場も自腹検査して、不検出である事を掲示してる。
きちんと指導されていた地域は、外置きの稲藁は使ってないのである。

4月に車のサプライチェーンがどうのと報道してる暇があったら、今後の食のサプライチェーンを報道すべきだったのではないか。

沿岸の地域では未だに十分な給食が出されてないとも聞く。
また、首都圏では親の誤った放射能対策で炎症を起こしたり下痢をしたり、そういう親を狙った放射能ビジネスに踊らされてたり。
一方で補償を求める農家を、たかりだと抽象するネット民とか。

なんか使うべきエネルギーの方向性がずれてる気がする。

今年度は仕方ないが、秋の刈り入れ済んだら自衛隊投入して農地除染しないと、食料が輸入依存になりすぎて、何かの危機の時は一気に食料危機になる。

欧米の先進国は農業は大事にするよ。