2010年05月07日

昨日、じぃが居眠りしてる横で、
勝間和代vs秋元康な対談をNHK教育にて見る。
仕事学のすすめ

カツマーが好きになれない理由が良くわかったよ。
俺様はどちらかというと秋元的な脳の構造。

今起きてることを事細かに分析したところで、現在の対処に成功出来ても先駆者にはなれない。
勝間は必死に秋元的脳になるためのトレーニング法を聴きだすのに必死。
まさに「目的の為には手段を択ばない」その形相。
この人は、「現在どうするか」が大事な人であって、無駄は省き冒険はしない人なんだな。

秋元さんは、普段そこに落ちてる何気ないことに興味を持ち、
あるときなんの関係のないものが結びつき化学反応が起きると新しいことになる、
そういう偶発性の発見をするのが得意なのだ。
計算づくで目標をもって資格を取ったりという人には理解できないだろう。

勝間型は5年以内に何らかの成果を上げる仕事には向いてると思う。
でも企業に必要なのは5年後にアタリを出し、世界の先駆者になる人材。
今市場に出てるのは2〜3年前に企画され育てられたものだから。

何かを目標に何かをしだすと、それはブリンカーを付けるようなもの。
「儲けるため」とマーケティングを始めたら、儲からない情報を無意識に棄却してしまう。
無駄とも思える情報の中から、あるとき「無用の用」を見出したとき、前人未踏の企画が出来上がるわけで。

必死に秋元から発想力習得方法を聞き出そうと、決めつけに近い自分の考えを連発する勝間には、
ポロポロ出てくる秋元の無駄な言葉の中に隠れた面白さの半分は棄却されてるようだった。

俺様と秋元が対談したら、多分取り留めのないオタク話から、面白そうな発想を出し合いっこしたかもしれない。


何で損するか。
期待・見込みに対して投資し、期待通りに世の中が動かなかったり、見込み違いがあるからなんだが。
ここんところ野菜が高いのも、「平年通り」の気候変動という期待に沿って物流を調整するから。
予想に反した気候変動になると物流バランスが崩れる。

農家にとっては気候変動なんて毎年あるもんで、
「平年並み」っていう気候のほうが10年に一度あるかどうかなんだがね…。
経済だって、予想観測通り行った例(ためし)があっただろうか?

イレギュラーがあるから損も儲けもある。

勝間型はたぶん農家なんて出来ないよ。
いつも気象データとにらめっこでさ。
秋元型は農業もまた楽しいと全身で気候変動を感じ取り、
思い切って冗談で植えた新品種がヒットするんだよ。

「遊び心」がないと、いい企画は出来ないよ。

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