2011年06月13日

全入時代突入でもはや大卒って、文章読んでマークシートを付ける能力が一定以上ある人たちというお墨付きでしか無くなりつつある。
大学というのは、与えられた未知の課題に対して調査研究して報告書を書く能力を持ってして、
初めて大卒と言う能力があるはずなのに、大卒新入社員でそういった能力がある人が減ってきている。
確実に応えのある失敗しない仕事だけを選び、報告書も満足にかけない、そんな大卒を量産するなら専門学校に格下げして欲しい。

一方で、大学で履修してないと取れない資格って結構ある。
生涯学習というなら、働きながらそういった資格が取れるような環境を作っていかないと、
一旦別の方面に進学就職してしまうとそういった資格を必要とする仕事に就くには、
仕事をやめて大学に通わなくてはならない。

独身ならアルバイトしながら何とかするだろう。
親などから扶養される身なら、一学生に戻れるだろう。
しかし家族を扶養する身になると、そういった事はまず出来ない。

夜間大学や休日大学、通信制大学などが充実するか、教育ローンや奨学金が充実しないと、
低所得者に生まれたものは高所得を得る資格を得る為の就学すら困難になる。

特に、教師について思うのは、
最近は「子供が好きだから」という理由で教師になるものの中に、
子供に性的嗜好を持っている人が紛れ込んでいるという事と、
親にもなった事もない人が保護者と渡り合う頼りなさである。

もし教員と言う仕事が、教育学部卒→教師という過程ではなく、
他の学部卒や社会人経験→夜間大学や休日大学で働きながら教育科目履修
→子育て年齢に採用という感じだったらどうだろう。
少なくとも世間ずれした教師が減ると思う。
またコロコロ変わる教育指導要領に対応するためには、そういった採用が出来たほうが良いと思う。

医師や看護師にしても、接客経験を持った人が資格を取って就業した場合、
患者とのコミュニケーションが上がるかもしれない。

専門的で人材不足が指摘される業種については、倍の年月がかかっても夜間部があったほうが良いのではないだろうか。
例えば産婦人科医や小児科医、おそらく看護師で助産師の資格を持っている人が、
働きながらステップアップしたいと思っているかもしれない。
ドラマのERなんかは看護師が医者の勉強して医者になってたと思ったが。
介護士が看護師資格をとって介護以上の医療行為が出来るようになりたいと思うかもしれないし、
保育士が看護師資格をとって病児保育を出来るようにしたいと考える人もいるだろう。

採算面から夜間部が次々無くなっているけど、
「夜間部」という名にネガティブなイメージが付きまとうならば、
「生涯学習部」として通信教育で単位が取れる一般教養以外の、実習を伴う単位を履修できるような大学が出来てほしいよね。

と、夜間部卒の俺様がほざいてみる。
本当、生まれ育った環境でなれる職業にリミットをかけないために、
働きながら大学の教育が受けられる環境を増やしてほしい。


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