2011年08月03日
NHK クローズアップ現代 牛肉になぜ 〜広がる放射能汚染〜
の動画再生(3:30あたりから)によると、当初牡鹿半島方面に流れていた放射能雲は一転茨城方面に方向を変え、一旦関東一円を襲い、その後南風にのって北上し、宮城を通過したあたりで降雨でフォールアウト。
この日は小さな低気圧が通過していて、目まぐるしく風向きが変わった。
文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果

早川由紀夫の火山ブログYukio Hayakawa's Volcano Blog放射能汚染地図(三訂版)

3/15の天気
現地に住む者なら分かるが、基本的に3月は依然冬型になることが多く、西風が強い地域である。
あの季節に海からの風が来るのは滅多にない。ましてや北上山地を超えてくることは少ない。
動画や天気図のように低気圧の通過で急激に風向きが変わり、一時的に南風が入り西からの雲と出会うというのが自然である。
よりによって放出量が多い3/15に低気圧が変な位置を通過して、さらに降雨があったという不運というしかない。
動画の様子をみると、牡鹿半島の汚染域と栗原・一関・気仙県境付近の汚染は別系統に思える。
なのに、群馬大早川教授は依然として福島から牡鹿半島経由で一関方面に流れ込んだかのような、海にまで線を引いた図を描いている。
地上の汚染マップはともかく、海上の線は修正したほうがいいんじゃないかなと思います。
時間による線量の減衰の補正も入らない、様々な測定器の値が混ざってる上、点をぼかして等高線をひいた大雑把な線引で、風評被害に遭った人、逆に地図によって自分の地域の汚染を知った人、色々いると思う。
文部科学省の航空機モニタリングによる汚染地図が東日本全般(青森から福井・岐阜・愛知まで)完成すれば、早川氏の汚染地図は役目を終えるとは思うけど。
東日本の線量地図作製 政府など、放射線量の観測強化 日本経済新聞
航空機とモニタリングカー、サンプル採取など総合的に作るらしい。
とりあえず、実家の地域も航空機測定される。
赤生津〜白鳥川のラインの線量高めの地域の全容がわかる日も近いのね。
線量や降下量に合わせた対策や、施策の優先順位をお願いしたいところです。
で。謎なのですが。
稲藁問題で出ていた、栗原や登米の田園地帯の線量が低めなのです。
稲藁が降下時に田園にあったから、藁に吸着して土壌につかなかったのか?
もしそうなら、また爆発事故が発生したときは、フォールアウトまで藁の筵で覆うと作物や土壌は守れるのだろうか?
もし、フォールアウト後まで菰巻きしてた樹木があるのなら、菰を巻いた部分と雨に晒された部分の樹皮の比較をしてみたいもの。
の動画再生(3:30あたりから)によると、当初牡鹿半島方面に流れていた放射能雲は一転茨城方面に方向を変え、一旦関東一円を襲い、その後南風にのって北上し、宮城を通過したあたりで降雨でフォールアウト。
この日は小さな低気圧が通過していて、目まぐるしく風向きが変わった。
文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果

早川由紀夫の火山ブログYukio Hayakawa's Volcano Blog放射能汚染地図(三訂版)

3/15の天気
現地に住む者なら分かるが、基本的に3月は依然冬型になることが多く、西風が強い地域である。
あの季節に海からの風が来るのは滅多にない。ましてや北上山地を超えてくることは少ない。
動画や天気図のように低気圧の通過で急激に風向きが変わり、一時的に南風が入り西からの雲と出会うというのが自然である。
よりによって放出量が多い3/15に低気圧が変な位置を通過して、さらに降雨があったという不運というしかない。
動画の様子をみると、牡鹿半島の汚染域と栗原・一関・気仙県境付近の汚染は別系統に思える。
なのに、群馬大早川教授は依然として福島から牡鹿半島経由で一関方面に流れ込んだかのような、海にまで線を引いた図を描いている。
地上の汚染マップはともかく、海上の線は修正したほうがいいんじゃないかなと思います。
時間による線量の減衰の補正も入らない、様々な測定器の値が混ざってる上、点をぼかして等高線をひいた大雑把な線引で、風評被害に遭った人、逆に地図によって自分の地域の汚染を知った人、色々いると思う。
文部科学省の航空機モニタリングによる汚染地図が東日本全般(青森から福井・岐阜・愛知まで)完成すれば、早川氏の汚染地図は役目を終えるとは思うけど。
東日本の線量地図作製 政府など、放射線量の観測強化 日本経済新聞
航空機とモニタリングカー、サンプル採取など総合的に作るらしい。
とりあえず、実家の地域も航空機測定される。
赤生津〜白鳥川のラインの線量高めの地域の全容がわかる日も近いのね。
線量や降下量に合わせた対策や、施策の優先順位をお願いしたいところです。
で。謎なのですが。
稲藁問題で出ていた、栗原や登米の田園地帯の線量が低めなのです。
稲藁が降下時に田園にあったから、藁に吸着して土壌につかなかったのか?
もしそうなら、また爆発事故が発生したときは、フォールアウトまで藁の筵で覆うと作物や土壌は守れるのだろうか?
もし、フォールアウト後まで菰巻きしてた樹木があるのなら、菰を巻いた部分と雨に晒された部分の樹皮の比較をしてみたいもの。