2011年08月09日

実家から巣だって行った牛が被曝してなければいいなぁと、
たまたま写真に鮮明に写ってた牛の識別タグの番号を入れてみました。
家畜個体識別システム
(セシウム藁食べた農場は保護のため標示しないようになってるみたい)
ちぃ太郎が見ていた牛は、どちらとも北海道の中標津町に6月19日に転入していました。
実家の名前も嫁ぎ先もきちんと出て、なんかほっとしました。
南相馬で見つかった時に、姉婿が自信たっぷりに「雨でさらされた藁なんか食べさせるわけがない」といってました。
4月の時点でもっと広範囲の航空機測定をして、農水省が本気で農地汚染に取り組んでたら、と悔やまれます。
アメリカとの航空機での共同調査は福島県の80kmの範囲で終わっており、先月宮城や栃木県の追加調査を終えたばかりで、東日本全体の調査はこれから。
日本という国は予算がおりないと動かない公務員システムです。本来ならばこういう緊急時に内閣が総力をあげて取り組むべきを、4月は統一地方選に力を注ぎ、経済復興や自然エネルギーへの転換などと、農業を蔑ろにしたことばかりしてました。
こんな時に、米の先物取引の認可の印を押すなんて、本当に金勘定しか頭にないのでしょうか?
早く検査体制が整って、農産物を産地名で判断するのではなく、ND(No Detected 不検出)で判断出来るようになれば。
なかなか食の信用は取り戻せないです。
福島の0.5μSv/hな畑でも不検出のじゃがいもがとれてるそうで、日本の農業はまだまだ期待出来る部分があります。
スロースタートになったけれど、東日本全体の汚染マップが出来るのを待ち望んでるし、それに対して適切な対応をとることを希望します。