2011年09月20日

大学時代は画像工学を専攻してたわけだが。
画像工学というとCGでもするんですか?と言われるのだが、
銀塩やインキの粘りとかのガチ化学もあれば、衛星画像解析やレーザー計測まで学際的な分野なんです。

2次元以上に情報が分布してれば、
画像という扱いでして。

目に見えなければ潜像、それを可視化するのが現像なんです。
像を得たり、現像過程に化学変化を用いるか、物理変化を用いるか、情報処理技術を用いるか、それによって研究室の方向が180度違う感じです。

放射線に多少詳しいのも、そういった関連の勉強もしてたわけで。

航空機による放射線モニタリングなんかは、親しい先輩がいたリモートセンシングの分野に近く、地球上の特定バンドの情報を上空から取得して、濃度分布画像にする点においては同じ観点。

一方、電磁波や荷電粒子を受けて物質が変化する性質を利用して、化学変化なり物理変化で像として可視化するのも同じ観点でして。

放射線測定器に興味があるのは、そういうバックグラウンドがあってかもしれません。
そして汚染地図という像を作り上げる事に興味があるのも、そういう背景なんでしょう。

仕事もだいたいそんな感じの事をしている。
目には見えてるんだけど、見えない情報を可視化するというか。

目に見えない分布情報を可視化する、そういう事が好きなのかな。


だから、目に見えない放射能分布を身近なもので可視化する事が出来ないか、考えることにとりつかれている。


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