2011年10月19日
ストロンチウム測定を簡易化出来ないかという話があり、厳密に測るには定量分析でストロンチウムが崩壊してできるイットリウムを抽出してβ線をカウントする方法しか現在とられていない。
厳密でなく、スクリーニングするだけならどうだろうか?
福島原発事故大気放出の核種のうち、テラベクレルオーダーの放出がある核種で半減期が長い核種は限られている。
自然放射線の構成比やγ線スペクトロメーターと全β、全αの測定結果から、
カリウム、セシウム、トリウム、ラジウム、ラドンやその娘孫核種の成分を全βから差し引けば、ストロンチウム90のβ線カウント数に近似出来ないだろうか?
特に食品などに顕著なα核種の混入は無いと仮定すれば、土壌を除く食品に限定すれば、トリウムやラジウム、ラドンなどは考える必要はない。
全βからカリウム、セシウム分を計算して引けば、ストロンチウム量の近似値が高めに出る。
規制値より高ければ、そこで初めて定量分析等で計測すればよいわけで。
セシウム:ストロンチウム比が100:1の地上では特に測定する必要はないと思うが、
セシウムが蒸発してストロンチウム比が多い冷却水が流出した海洋、特にストロンチウムを吸着する性質をもった海草類、蓄積しやすい小魚類は、
全βの計測とγスペクトロメーターの計測を併用して、全β−カリウム、セシウムの値を暫定規制値として、出来るだけ多くの海産物をチェックする方向に持っていけないだろうか?
定量分析値と全β−カリウム、セシウムの相関関係が出れば、計算式を当ててストロンチウム値として規制すれば良くないか。
もしα核種も影響するのなら全αの計測も行い、娘核種が放出するβ分を差し引けば良い。
その方式ならば、サンプルを灰化(H3、Cの除去)して酸で溶かしてシンチレーター計測でもいけるかもしれない。それなら下準備半日、測定半日でいけるかもしれない。
現場は大雑把に規制値より多い少ないをより分けられれば良いのだ。
フェンスで囲まれた取水口付近のストロンチウム濃度は大変な事になっている。
福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(10月5日採取分)
大気放出のセシウム:ストロンチウム比が100:1ぐらいに対して、この取水口では3:2ぐらいになっている。
それにストロンチウムは骨など局所に集まりやすいので、魚種、料理方法によって摂取量は変わってしまう。
可食部分を測定して基準内のセシウム汚染魚でも、食べる部位によってはストロンチウム量が想定を上回る可能性がある。
簡易的な方法でも推定出来る手法を早期に確立して、漁協に測定器を配置して水際で流通を食い止めることが大事だと思う。
厳密でなく、スクリーニングするだけならどうだろうか?
福島原発事故大気放出の核種のうち、テラベクレルオーダーの放出がある核種で半減期が長い核種は限られている。
自然放射線の構成比やγ線スペクトロメーターと全β、全αの測定結果から、
カリウム、セシウム、トリウム、ラジウム、ラドンやその娘孫核種の成分を全βから差し引けば、ストロンチウム90のβ線カウント数に近似出来ないだろうか?
特に食品などに顕著なα核種の混入は無いと仮定すれば、土壌を除く食品に限定すれば、トリウムやラジウム、ラドンなどは考える必要はない。
全βからカリウム、セシウム分を計算して引けば、ストロンチウム量の近似値が高めに出る。
規制値より高ければ、そこで初めて定量分析等で計測すればよいわけで。
セシウム:ストロンチウム比が100:1の地上では特に測定する必要はないと思うが、
セシウムが蒸発してストロンチウム比が多い冷却水が流出した海洋、特にストロンチウムを吸着する性質をもった海草類、蓄積しやすい小魚類は、
全βの計測とγスペクトロメーターの計測を併用して、全β−カリウム、セシウムの値を暫定規制値として、出来るだけ多くの海産物をチェックする方向に持っていけないだろうか?
定量分析値と全β−カリウム、セシウムの相関関係が出れば、計算式を当ててストロンチウム値として規制すれば良くないか。
もしα核種も影響するのなら全αの計測も行い、娘核種が放出するβ分を差し引けば良い。
その方式ならば、サンプルを灰化(H3、Cの除去)して酸で溶かしてシンチレーター計測でもいけるかもしれない。それなら下準備半日、測定半日でいけるかもしれない。
現場は大雑把に規制値より多い少ないをより分けられれば良いのだ。
フェンスで囲まれた取水口付近のストロンチウム濃度は大変な事になっている。
福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(10月5日採取分)
大気放出のセシウム:ストロンチウム比が100:1ぐらいに対して、この取水口では3:2ぐらいになっている。
それにストロンチウムは骨など局所に集まりやすいので、魚種、料理方法によって摂取量は変わってしまう。
可食部分を測定して基準内のセシウム汚染魚でも、食べる部位によってはストロンチウム量が想定を上回る可能性がある。
簡易的な方法でも推定出来る手法を早期に確立して、漁協に測定器を配置して水際で流通を食い止めることが大事だと思う。