2012年01月21日

c0e2e9f3.jpg雪の降る直前、雪の降り始め、独特の匂いがする。
都会人はわかってくれない。
雪国出身の人はわかってくれる。

上空のオゾンを巻き込む説が有力らしいが。
オゾン臭を超薄めたら、言われてみればそうかもしれないが、そうでないかもしれない。
雪さらしでオゾン漂白効果があるのかわからんが。

雨の場合の土臭さは、湿度が上がると粘土質から出る臭いらしいい、雨上がりの臭さは微生物らしい。

しかしなんで降り始めだけ。
2日目にまた降り始める時はあんまり匂いがしないし、降る前にも匂いがするんだよな。
2日目の場合は鼻が慣れてしまったということにしたとして、降る前から匂うとか。
上空にあっただけでガスが降りるのか。

昨日「雪まつり」というか、雪からヨウ素検出マツリがあった。
通常定時降下物は1日ためてから、ゲルマニウム半導体で測るんだが、
あちこちに市民測定所が出来て、雪を集めてNaIシンチで測る人が続出。
予備知識の無いまま、測定器付属解析ソフトの結果を鵜呑みにし、ヨウ素検出と大騒ぎしてた。

雨の降り始めには、空気中浮遊の自然放射能(放射性鉛やビスマス)が多く含まれ、そのエネルギースペクトルがセシウムやヨウ素の近くにあるため、スペクトルに幅が出てしまうNaIシンチレーションでは分離できず、ソフトの計算仕様上無いはずのヨウ素まで数字を出してしまう。

専門家がスペクトルを見れば鉛やビスマスの影響による誤検出とわかるんだが、値は絶対と信じる測定初心者や「値を出して自分のやってることはやり過ぎてない事を証明したい下心」がある人は、出た数字を疑いもせず公表してしまう。

通常なら正常バイアスがかかって、測定時間を長くしたり再測定など確認行動をとったり、専門家に問い合わせたりするもんだが、
この気軽すぎるネット社会、いきなり公表する。

個人ならともかく、手数料とって事業しているところとなると、
「専門知識無い人が管理してるのかよ」
という事になり、風評(w)により事業が成り立たなくなる事になる。
測定器を使って事業をするとき、値の公表方法を間違うと信用が一気になくなる。

事故後早い時期から、おいらは測定器の格付けや測定士除染士などの制度をつくらないと、悪徳業者が湧いて出る、と思ってた。
事業をするなら、最低限の知識をもった資格者を置くとか、顧問つけるとか、そうしないと測定器に細工してわざと高い値出して物やサービスを高額で押し付けるビジネスが横行する。


話は戻って、雪に放射性鉛やビスマスって結構あるんだね〜。
鉛の匂いってのもありうるな〜と昨日思った次第。
ビスマスの臭いはどんなんだかわからないけど。

「私は放射能の臭いがわかる(キリッ)」な人は、検知してるんでしょうか。

超微量だけど鉛やビスマスってセシウムより毒性がある金属。
半減期短いとはいえ、結構あたったり小さい頃パクパク食べてたよ〜。

普段からそういう被曝や金属摂取を自然界からちびちびしてる。


  • mixiチェック

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字