2012年03月19日



放射線測定器を持ってることをカミングアウト。
値段を言ったら多分怒られるので値段も言わず、必要なら1〜2年貸すよ、程度に言っといてみた。
これぐらいがお互い傷つけない配慮というもの。
前沢に買い物に行く前に姉貴に測定器を見せ、問題の箇所で車を止め数値がみるみる上がるのを見せたら、やはり確認しに車外に出た。
一番高い場所からうちの借地の畑は少し値が下がる。
借地だから返すことも出来るけど地主は農家じゃないし。
今日たまたま説明会に姉婿が出掛けてた。
奥州市の牧草地は30cm耕起の方針。
でもこの辺は30cm掘ったら火山灰質な粘土で硬く、とてもすぐ雑草すらはえないような戦後開拓地。
荒れ地開拓地というのはそういう土地。
耕起したあとの質の悪い牧草の補償はどうなるのか。
そういった問題もある。
独自に海外の農機メーカーから耕起用農機を買おうとしても、代理店を通さなければならず円高を利用できないし。
農家にとっては金ばかりかかる八方塞がり状態だ。
買い物から家に帰ると、姉婿が問題の牧草地の牧草を燃やしたところがある(ぉぃ)から測ってほしいという。
測ってみたが、牧草地より低い。
むしろ、使わないで山積みになってる牧草ロールの周りが高いんですが。
しまいにゃ、一緒に遊んでる甥姪から「ここ放射能あんの〜?」なんて聞かれる始末。
庭先が0.16μ。でも牛舎の中ど真ん中は0.05μなんよね。
部屋の中は0.08μ。
この高い低いのボーダーラインが、やはり都市部消費者と感覚がずれてるな〜と感じる。
でも、そんな中でもこれくらいじゃ死なね〜よ、と息子を遊ばせる俺様。
生活レベルではリスクは少ないが、食べ物を生産する上では気を使えというこの絶妙な空気。
消費者にはわかるまいな。
こんなんも気にせず、ばっけを採りに行くという母上を止めたほうが良いのか。