2013年04月08日

産休の概念は母体に主眼が置かれた休暇である。
産後8週すぎたら大体の母親は日常生活できるぐらいに回復してるという事で、女の体調なんてよくわからん男性経営者が産後すぐにコキ使わないように決められた期間。
一方育児休業は産まれた子供視点。
離乳するまでは何かと手がかかり、保育園でのコストも0歳児約40万円/人月、1歳児約20万円/人月かかるので、税収<保育コストの面も含めて1歳になるまでは家庭保育してもらったほうが世の中うまくいくから、育児休業取得を推奨している。

行政としては2歳まで家庭保育で、3歳以上はこども園で対応して欲しかったのだろうが、世の中そうじゃない。
(3歳児神話は負担したくない行政のステマだろ〜と思うわ)
庶民は諸制度を駆使して、自分達が一番負担の少ない手段を選ぶわけで。
1歳まで育児休業をとって、認可保育園に安い保育料で預け働いて家計を増やしたい、しかし1歳児入園の枠が少ないから仕方なく少しでも倍率が低い0歳児で入園、っていうのが現状だろう。
そういう人は、短時間勤務も目一杯短時間にしてるし。

おいらはちょっと違う。
世帯主だから、フルで働かないと家計に大打撃だし。
職場がおいらを呼んでいる。

職場復帰して3日目にして、
上司「金曜日、○○○(車で1時間半、アクアラインのその向こう)に行ける?」なんて聞いてくる。
速攻「無茶です」と断った。
母体は大丈夫でも、3ヶ月に満たない子から遠ざかる方向に職場から約2時間先に行くのはどうよ?
本来なら育児休業期間だし。

産前の腹が目立ってきた時期にも行ったけどさ。
1時の打ち合わせで、10時に会社出発→うみほたるで昼食→1時の会議→3時に出る→定時退社時間に到着なんですわ。
今でさえ、保育園登園→10時出社がギリギリで、定時退社→保育園お迎えがギリギリ。

0歳児保育は保育士のやりくり上延長保育しないので、遠方への外出は交通事情で遅れるから避けるべき事。
本来なら会社の手続きで、育児のための短時間勤務や残業お断りの届け出があるのだから、外出出張お断りや日時の約束がある対外的な業務はお断り出来る届けがあってもよい気がするんだが、規則を作るときに女性社員に出張しまくったり対外的な打ち合わせに顔を出さねばならぬ人が居なかったんだろう。
もしくは規則を作らないでも所属長の裁量でやってくれなんだろう。

でも授乳しない男だから気づかないんだよ。
会社で搾乳するとか、夜中に何度も起きて睡眠不足だから頭が働かないとか。

0歳児抱えてるうちは何だかんだ半人前しか働けないんだから、いきなり対外的な仕事は無理っす。

それに、男女関係なく0歳児抱えてる家庭で親が帰って来ない(会社泊や出張など)というのは良くないな〜と思う。
同僚で0歳児がいるはずなのに、出張行きまくってたり、帰りが遅かったり、転勤が多かったりで、奥様は大変だろうな〜と思って眺めてた。

男社会な職場では次世代育成支援制度があっても、職務上利用しにくい環境なんだよね。
特に対外的な仕事は。
競争社会だから顧客の要望があればすぐに行かなければよそに顧客がとられるから。

競争のない部門にいる人が制度を作るから、抜けや不備、実行しにくい制度になるんだよな。


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