放射線関係

2012年08月13日

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近所に地上1m高さ0.2μSv/h超えな草地があるのですが、ツユクサはいつも通りの青さです。
その程度で変異が一々起きてたら、世の中カンブリアン時代みたいな状態かと。

そんな事を言いながらも、畑の土手の刈った雑草を野焼きした跡があるし…。
この農地の土手のあちこちにあるので、耕作者の仕業であることには違いない。
科学的にマズイとわかっている事はきちんと農業指導しないと、現場は例年通り作業しちゃうもんです。

親父は除染作業を請け負っており、毎日のように不良長兄を連れてどこかに行っては、疲れた疲れたと帰ってきます。
牧草地を深耕すると、石がゴロゴロ出てくるわけで。石を拾う作業は手作業になります。
オカンは「文句言うなら引き受けねぇばいがったのに」とぼやきますが、誰かが引き受けないと何も進まない、それがわかってるから老体に鞭打って引き受けてるんでしょう。親父の性格です。

そんな中、客人であるおいら家族を労ったりとか。
なんか申し訳ないと思います。

昼間にお買い物ついでに、オカンから産直から椎茸を買ってきてと頼まれたんだが、無かったなり。
原木しいたけが出荷停止で菌床栽培だけの出荷なので、産直にいつも売りに出してる農家は出せないのだろう。
しっかり耕して肥料やってる野菜類は大丈夫。野生採取に近いもの、標高が高い産地=しいたけ農家や牧草地のものだけ被害を受けてる感じ。


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2012年07月05日

昨年には米全袋検査の試作機が出来て、今実用テスト中。
昨日は魚の全箱非破壊検査の試作機の実運用試験の報道。
(通常の簡易検査に使うNaI結晶は塩の結晶みたいなものだから湿気に弱いが、湿気に強いタイプの素子を使うので魚市場に使える)

そして海外からはCZT結晶を使った安価なスペクトロメーターのプレスリリース。
通常、スペクトロメーターというとゲルマニウム半導体を使うかNaIなどこシンチレーターを使うかなんですが、シンチレーターは分解能が悪く細かく核種が区別出来ない。
だから精密測定にはゲルマニウム半導体を使うんだけど、ゲルマニウムは液体窒素で冷却しないといけないので使い勝手の問題がある。
シリコンでも測れないわけではないけど、感度や分解能の問題でガンマ線計測ではカウンターとして使ったりしてる。
CdTeやCdZnTeはその点、常温で扱えて分解能も感度もある。
それを一般人が手に届きそうな価格で販売するというのだから、
必要は発明の母だよね、と思ってしまう。

自分には必要ないけど、興味本意で食指が動く。





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2012年03月29日

普通の画像を形成する光学系というのはレンズを使う。
レンズは平行光を点に集光出来るわけで、正面から来た光は中央に集まり、斜め前から来た光は斜め後ろに点を結ぶ。
これをすべての方角で行った点を繋げたのが像になる。

太陽光はほぼ平行に光が入るが、太陽にも面積はあるわけで、
虫眼鏡で集めた光は点にはならず、ある大きさをもつ。
日蝕の時にはよく見ると欠けた太陽そのものが小さく見える。
理科の教科書では太陽光は平行と教わるけど、実はちょっと斜めな光も混じっている。それが、影の縁がシャープではなくボケて見える理由になってる。

赤外線や可視光は、屈折や回折で光を曲げられるのでレンズを使えるが、殆ど曲がらないX線やγ線ではレンズが使えない。
だからX線ではフィルムやセンサーに身体を密着させ、影を撮影する方式をとっている。

レンズがなくともピンホール(針穴)をつかって像を結ぶことが出来る。
木漏れ日が円の集合体のようになるのは太陽の形を投影してるからで、室内で針穴をあけた紙の影をみたら、蛍光灯の形の「木漏れ日」になる。
穴の大きさでピントが決まり、穴が大きいほどボケる。
だから穴が小さければ良いのだが、そのぶん穴を通る光の量が減るので見えにくくなる。

東芝などが出してるガンマカメラはピンホール方式で、鉛箱の穴を通ってきたγ線を16×16個のセンサーで計測する。
Ge半導体測定器1つが1千万円以上するので、センサーだけですごい値段になる。

しかしこんなのが出た。
JAXA|「超広角コンプトンカメラ」による放射性物質の可視化に向けた実証試験について
http://www.jaxa.jp/press/2012/03/20120329_compton_j.html

シリコンとカドミウムテルル半導体の層を使って、ピンホールを使わずにγ線の飛んできた方向が特定出来る。
コンプトン効果という現象を利用して、入射したエネルギー、出てきたエネルギーを計測すると、入射角が逆算出来るという仕組みで、飛んできたγ線の方向を特定する。

感度はまだ1時間も撮影しないといけないようだが、解像度を落とせば時間短縮も可能なので、今後に期待したい技術。



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2012年03月21日

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今日は胆沢滞在最終日。
線量計の使い方を親父に教えたら早速、堆肥測るべと出ていった。

さすが俺の親父!

母上の思い付きで、胆沢区小山中沢の従姉の家と衣川区天田の叔母宅へ訪問。
TC100Sは親父が持っていったのでエアカウンターで流しで測る。
やはり駒込あたりまで0.15μぐらいはある。
さすがに西の二の台あたりまで来ると値は下がっていって、中沢まで来たら0.08μ。室内に至ってはエアカウンターでは測定限界。
その後、衣川へ大袋山を越えて行った。
すると白鳥川上流を渡るあたりで値が上がりはじめて、大袋山付近で0.2μをさす。
測定器は手に持ち振動を与えてないし、ちぃ太郎も騒いでない。
車内で反応が遅いエアカウンターでそんな値が出るものか?
山を降りたら下がっていった。

親戚宅は0.05μ。
ここのお米をいただいてるので、かなり安心した。

帰り道再び大袋山を通過したのだが、行きより車のスピードが早いせいもあって、車内で0.09μ。
大袋山にも牧草地があるので、真相はきっと親父が調べてくれる。

家に帰ったら、親父が「あそこ0.4μあったぞ〜」と。
しっかり車に乗って測りに行ったみたい。
ま、当分親父の研究は尽きないと思う。
明日あたりホシナさんちやオガタさんちに行くかもしれぬ。

というわけで、公約(?)どおり酪農家な実家にスペクトロメーターを預けてきました。

独り身ならもっとガシガシ測って100mメッシュでも作っただろうが、1歳半児を引き連れてる身なのでゆるしてくらはい。
ここを読んだ親父を知ってる実家の近所な方は、必要であれば借りて測り尽くして対策してください。


ちぃ太郎は帰路昼寝もせずフィーバーしまくりで、9時に活動限界に達し、布団に入れたら即寝。


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2012年03月20日

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昨夜から降った雪が朝には全面にうっすら積もり、一面の銀世界にはしゃぐちぃ太郎。

地上1mでこのあたり一帯0.16μSv/h
都会の奥さまなら家に閉じ込める線量も、ここにいると一桁ぐらい危機感がない。
どれぐらい危機感がないかというと、そういう地域からとれた「ばっけ」を法事の手土産に持たせようとするぐらい。

生産者農家が安全厨で良いのだろうか?
危険厨だったらだったで首吊りたくなるような現状ではありますが。

昼前に、Twitterで知り合った仙台でべこらぼを開いた津田さんが寄ってくれて、問題の汚染区域でとれた牧草ロールの山を測ってみてくれた。
もう笑うしかない状況で、測定器を近づけるとぐぐぐっと線量が上がるわけです。
それが三番草からも出るわけだから、もうこりゃアカン状態で。

そこに、フォークリフトの使い方を習いに来ていた南都田の農家の人や機械屋の人がなんだなんだと集まり始め、あの機械はいくらするんだとか、で、これはどうなのかと根掘り葉掘り。
農業の現場に測定器がなく、行政や農協の話を鵜呑みにするしかない人が多いなか、小形畜産やうちは特殊なほうかも知れません。

津田さんが帰った後に、今の人はなんの人なのかと説明。
仕事で測定してる人で、今日は嫁さんの家の墓参りに来たついでに序でに寄ってくれたんで、ちゃんと測るときは有料だよとは言っておいた。

その後、甥の法事が始まるまでちぃ太郎を寝かしつけるためドライブ。
折角なので、親戚の家はどうなのか走行サーベイ。
50km/hで走行中の車内の線量の約2倍が外の線量だったので、高い地域の付近も走行。
親戚の家の近くは意外と低く東京並みの線量なのだが、前沢SAの南斜面から太郎が沢付近、岩堰川近辺、赤生津小学校付近の沢があるところ、白鳥川付近がそれなりに高い。
胆沢区でも養の森公民館から北に降りる坂道〜板子沢(岩堰上流域)が、俺んちより高めな感じ。
白鳥川を遡ってみたら、やはり大袋や駒込も0.16μ前後。谷地は両側の山から上からも放射線が入るので、高めになるのでコリメーターをつけて測らないと正しい汚染度がわからないけど。

とりあえず、俺んちから束稲山方面を見たときに、見える範囲一帯が0.18μSv/h以上なんだな。

2年前の今頃は、甥も生きていて内陸地震後だけどそれなりに幸せな日々だった我が家。
甥の事故死、震災、放射能汚染。

例年にない寒い彼岸を迎え、今年はどうなることやら。
親父は堆肥まきにこれから忙しくなりそうです。


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2012年03月19日

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放射線測定器を持ってることをカミングアウト。
値段を言ったら多分怒られるので値段も言わず、必要なら1〜2年貸すよ、程度に言っといてみた。
これぐらいがお互い傷つけない配慮というもの。

前沢に買い物に行く前に姉貴に測定器を見せ、問題の箇所で車を止め数値がみるみる上がるのを見せたら、やはり確認しに車外に出た。
一番高い場所からうちの借地の畑は少し値が下がる。
借地だから返すことも出来るけど地主は農家じゃないし。

今日たまたま説明会に姉婿が出掛けてた。
奥州市の牧草地は30cm耕起の方針。
でもこの辺は30cm掘ったら火山灰質な粘土で硬く、とてもすぐ雑草すらはえないような戦後開拓地。
荒れ地開拓地というのはそういう土地。
耕起したあとの質の悪い牧草の補償はどうなるのか。
そういった問題もある。

独自に海外の農機メーカーから耕起用農機を買おうとしても、代理店を通さなければならず円高を利用できないし。
農家にとっては金ばかりかかる八方塞がり状態だ。

買い物から家に帰ると、姉婿が問題の牧草地の牧草を燃やしたところがある(ぉぃ)から測ってほしいという。
測ってみたが、牧草地より低い。

むしろ、使わないで山積みになってる牧草ロールの周りが高いんですが。

しまいにゃ、一緒に遊んでる甥姪から「ここ放射能あんの〜?」なんて聞かれる始末。
庭先が0.16μ。でも牛舎の中ど真ん中は0.05μなんよね。
部屋の中は0.08μ。

この高い低いのボーダーラインが、やはり都市部消費者と感覚がずれてるな〜と感じる。
でも、そんな中でもこれくらいじゃ死なね〜よ、と息子を遊ばせる俺様。

生活レベルではリスクは少ないが、食べ物を生産する上では気を使えというこの絶妙な空気。
消費者にはわかるまいな。


こんなんも気にせず、ばっけを採りに行くという母上を止めたほうが良いのか。


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2012年03月18日

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本日より3泊4日胆沢の帰省。
法事のためです。
といっても震災の一周忌ではなく、ちぃ太郎の従兄弟の三回忌です。

ちぃ太郎にとって3度目の新幹線。
行くときから興奮しまくり。
ホームまでとーちゃんが見送ってくれたんだが、とーちゃんが新幹線に乗らないと気付くと号泣。

と思いきや、新幹線が動き始めるとピタッと泣き止む。
そしてはやぶさ弁当を貪り食べる。
俺様の太巻きも半分食べた。

食べ終わったら終わったで、車内を暴走しまくりでして。
通路でチョロQ遊びしだすし。迷惑な乗客極まりない。

合間をみて手持ちの線量計で測ってみたら、郡山〜福島が車内でも0.2μ。
高架で地上から離れてる事を考慮に入れると、やはり外は0.5μ近くあるんだろうなぁ。
これくらいだと、平常時なら放射線管理区域なので、避難するか悩む人が出るのは当たり前だと思う。

水沢江刺駅からレンタカー。
ちぃ太郎が新幹線で退屈したストレスの解放のため、周囲を数十分散策。
半ペーパー状態なのでドキドキの運転だったが、それよりも道路が新しく出来てたりでワケワカメのほうがドキドキでした。
昼寝しなかったちぃ太郎は車に乗ると5分足らずで撃沈。

途中、ちぃ太郎のオムツを買いに大型店舗へ。
ここは夏に0.5μSv/hあった保育園の近くなので恐る恐る測定器を見てみたが、0.11μSv/h前後。東京のちょっと高めな城東地域と大差ない。

なーんだ、結構減ってるじゃんと思ってたら、
航空機調査でも緑青色に塗られた汚染地域に入ると、走行車内でも0.1μ前後。
車外は2倍あると思え。

問題の自分ちの牧草地がある小学校前の集会場に車を止めてみたら、車内でも0.2μに跳ね上がる。
こりゃおかしいぞと、寝てるちぃ太郎を車内に残し少しあたりを測ってみたら、集会場駐車場と道路の間の植え込み付近が1m測定でも0.3μ超え。
除染対象である。
その道路の反対側には我が家の牧草地があり、道路の直下には水溜まりが…。
そこも0.23μ超え。
どうみても上の集会場方面から流れ込んだっぽい。

もう、そこは暗渠掘って排水路にして死地にするしか。

最高値の植え込み近くでスペクトルとったらピークサーチ機能が働いた。


ちなみに自宅近辺はさほど高くはない。
測定器を持ってることはまだ家族に伝えてない。
さてどう切り出そうか。


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2012年03月06日

4b46eded.jpg磁石のSとNじゃない。
測定器を扱っていると必ず付き物であるノイズ。
シグナル(S)がノイズ(N)に埋もれるようだと、シグナルの確からしさがなくなり、それは検出限界未満として扱われる。

多くの測定器というものはS>>>>>Nという感じで作られてるのだが、精密測定やシグナルが微弱のものは違う。
そんな理由で測定器の使いはじめの時はノイズの影響を見ておくもの。

さて今使用されてる一般人用放射線測定器は、測定器の業界ではあり得ないぐらいS/N比が小さい。
ノイズが多い状態で放射線測定するから、ノイズもまたカウントに入り数値が上がることもある。

ここ一週間測定器の値が振れる要因を調べてみた。

すると面白いことに、オケ練習の最中の空間線量を見ていたら、弱奏の時は室内としては高めの0.075μSv/hだったのにfffが続く箇所の直後線量計に目をやったらば、0.12μSv/h。
何度かfffの箇所があったが、そのたびに音量に応じた線量上昇がみられる。
調べてみると測定器に使われるシリコンフォトダイオードは振動でノイズが発生するものらしい。

普段0.04〜0.08μの世界で暮らしてるので、ノイズが0.05μ上げるなら、S/N比が1以下。
ノイズか信号がわからないのに、その出た数字で一喜一憂する。そういう次元で微量セシウムで騒ぐのはどうよと思う。

騒ぐのは1桁2桁の上のレベルで騒ぐべきで。

今日は改札通過時に瞬間的に2.8μSv/hを示しびっくりする。
本日は朝に雨が降ってた名残で、天然核種のビスマス、鉛が出てる。
この天然核種のピークにセシウムピークが埋もれてしまうなら、避難する必要はない場所だとおもう。


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2012年03月02日

岩手県放射線内部被ばく健康影響調査有識者会議(第2回)
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=37569

当初から懸念してたんです。
被曝のドーナツ化現象。
事故原発から近い地域は、避難したり早い時期から警戒してるので被曝量は少ない。
しかし原発から遠く離れたホットスポットは汚染の自覚のない期間が長く、何も対策をせずに長期間過ごしてしまう。

ベラルーシのゴメリ地区は、チェルノブイリ原発事故より2〜3年後に調査が及び、高濃度汚染が発覚してから移住や除染が始まったので、1Gy(≒1Sv)以上の被爆者が多数おり甲状腺ガンも多発した。

日本は初年度から航空機調査を行い規制をかけてるので、チェルノブイリの1/1000に抑えられてるが、
政府が自家野菜や山菜の規制を適切に行わなかった関係で、自給自足の比重が高い世帯ほど被曝のリスクは高くなる。
原発事故の汚染域は福島県浜通り、中通りと柏を除けば山間地が占め、標高が高い地域は畜産農家やしいたけ栽培、タバコ農家が占める。

内部被曝検査を求める母親の多くは市街地の標高の低い流通品を購入する世帯である。
元々被曝のリスクが低いそのような世帯の母親ほど被曝調査を求め、調査があると積極的に申し込む。
一方、被曝のリスクが高いプルームが通過した標高の自家野菜を食べる農家の世帯は、よほど情報通でない限り競争率の高かった内部被曝調査に積極的には申し込まない。

自分が思うに、航空機調査で5万Bq/m2以上の自家野菜を沢山食べる世帯は、全員検査をしないと全容が掴めないとおもう。
尿から5Bq/L出た地域は子供のいる世帯全部に対し、食生活調査や陰膳検査を1回でもいいから実施し、高い値の世帯には食事指導とWBCでの検査をし、データを残して追跡調査をする、それくらいの事をしてようやく行政への信頼が出てくるんだと思う。

国の罪は、4月の作付前の土壌調査の結果が風評被害防止と称して非公表だった事。
もし土壌調査結果が文部科学省に伝達され公開されていたら、早い段階で学校の除染や自家野菜の規制が敷かれたと思う。


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2012年03月01日

放射線測定器で流しで測ってみてるんですが、
地下鉄最寄駅が、地下なのに地上並み、ところにより地上以上の線量だったのです。
それを共同溝のせいと推察してたのですが、今朝は地下でも0.10μSv/hと地上より高めだったのですが、夜になったら0.05μSv/hと普通の室内レベルに落ちてる。ホーム階も地下らしい0.03μSv/h前後に落ち着いてる。
測定器の気分で今日は高めだったり低めだったり不安定なのか?と思ったのだが、他の場所はいつも通り。

そのかわり、居所の近くの交差点が今朝まで0.08μSv/hだったのに0.11μSv/hに上昇。
下水幹線がある幹線道路から離れると、下水沿いでも値は下がっていく。
この合流地点が周囲より高めに変化したのだ。

地下鉄の駅より居所の近くは下水道でいえば下流にあたる。
地下鉄駅付近のポイントにあった汚泥が、昨日の雪の雪解け水で流され移動してきたっぽい。

東京でさえこんな感じなのだ。
福島市や郡山市、柏などの都市の地下ではどうなってるのだろう。
放射線の発生源が地下にあるのに、一生懸命地上でゴシゴシ洗浄しても下がりっこない。
なんでもかんでも高圧洗浄やワイヤーブラシで擦ってというわけにいかない。
マニュアルだけではうまくいかないこともある。
そういう判断を理屈をわかって臨機応変にやれる人がいるのか。

フリーな身だったら休暇とって除染ボランティアとかに行ったんだろうな。

これから東京湾や流入河川のモニタリングがあるのだが、排水路の出口とかの川底は局所的に濃いんだろうな。


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2012年02月24日

1e526319.jpg数値は日常茶飯時の平常の範囲なので気にしないで下さいね。
テストとして通勤路を繰り返し数値を見ているわけですが。

昨日の会社前のスポットは本日はありませんでした。
いわゆる降雨時によくある自然放射能成分による雨水桝ホットスポットというやつみたい。
自治体が一生懸命測定してたりするんですが、雨の最中に、または雨上がりに測定を強行したら、かなり厳しい除染基準を設けてるところは簡単に超えて、除染の必要ない所まで洗浄してる、そんな事をしてるかもしれないです。

それはさておき、近所の何度通過しても周囲より高めの所を見ると必ずマンホールがある。
地下鉄の入り口付近では値が下がるのに、改札階に近くなるとまた地上並みに高くなる。
ホーム階でもまだ少し高い。

他の駅では0.02と低いのに、とある区間が高めに推移。
電車待ちの時にスペクトルもとってみたが、時間短いんではっきりしないがエネルギー高めの場所にも結構カウントが出てくる。(普通地下では低エネルギーのばかり)

下水道の地図を見たら、高い箇所が下水道の幹線とほぼ一致。
どうやらうちの地域が少し高めなのは植え込みとかではなく、下水道から来てるっぽい。

交差点のあたり、下水道の合流付近のマンホール付近や周りより標高が低い地点(滞留しやすい)に来ると、+0.02ぐらいは確実に上がる。
道には泥なんてたまってないできれい。
植え込みのほうがむしろ線量が低い。(5月に剪定してたり、ロードスイーパーが通過してたので、図らずも除染済み)

下水道なんてコンクリート土管に土や砂利で被われてるんで、離れた地上でこれだけ上がるんなら、下水管の中は除染レベルなんだろう。
思えば3月の東京の下水汚泥が処理できない値でした。

さて、普通に下水道工事が実施されてるけど、現場の安全対策はとられてるのかな。
これがホットスポットの市街地下水はどんな事になってるのやら。
これじゃ、地上で一生懸命除染しても線量が下がらないよね。

東京でヤバイレベルはそうそうないだろうけど、地下のホットスポットは工事関係者は廃材や残土処理とかもあるんで、少し考えたほうが良いのでは?と思った。

でも、うちの近所は町工場や軍事工場があった地帯でもあるんで、何が埋まってるかわからないというのもある。


地下の話だけに放射能問題は奥が深いな〜と感じた一日。


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2012年02月23日

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昨日、実家にあげる予定の測定器が届いた。
自治体のよく貸し出してるメーカーよりマイナーだが、なんとスペクトルが見れて核種特定が出来るタイプなので、ちょいと値段がはる。
でも、実家はセシウムが濃い牧草を探しだして避けなきゃならないという生活がかかってるんで、単純に線量だけではカリウムも含んで使える牧草も避けたのでは大損失。明らかにヤバイのを探しだして、細かい数値は農協で測ってもらえるようにして牛を被曝させないよう、そのためには現場にこそスペクトロメーターがいる。
納期2ヶ月と書いてたので来月かと思ったら、1ヶ月しないうちに届いた。

どんな機械でも、正常に動作するか一通り試して、初期不良がないか確認するもの。

とりあえずちぃ太郎の周辺放射線をば測ってみる。
8階ということもあり、0.040μSv/h前後で推移する。

翌朝電源ONにして鞄に忍ばせ時々値をみて、世の中どんなもんだろうと見てみた。
地上は自治体測定とほぼ一致の0.08μSv/h。

地下鉄に入るとぐっと下がる。
コンコースは0.05μSv/h。
自動改札付近は、電波の影響で高め。
ホームに入ると0.03まで下がり、車内では0.015ぐらいまで下がる。
ただし、ホームで待っていて地下鉄が入線すると少し値がはねあがる。

通勤路も概ね0.08だが、首都高の橋脚下で何故か0.097にはねあがる。
何かと見渡したら、橋脚に首都高からの雨水を流す雨樋がある。
また川の脇で、下水が川に排水する場所でもあり、その近辺の雨水桝の上に来ると値が上昇する。上昇すると言っても除染基準には達しないレベル。
長居するわけにもいかんのだが、その周辺を歩く最中にスペクトルをとってみたら、セシウムらしい山も出てきた。

午後はちぃ太郎の1歳半乳児歯科健診。
会場もこっそり測定してみた。
通常は屋内に入れば減るし、フロアが上であればさがるのだが、外より高い値が。
おかしいと思い周りをみたら、窓の外には下の階の屋根がある。
原因はその屋根にあるようだ。
別の部屋に入るとさらに上昇。
スペクトルを見てみたが、顕著なセシウムの山は見えない。
ただバックグラウンドが高い。
もしかしたら、最上階であるので屋上からの放射線のコンプトン散乱でバックグラウンドが高いのかもしれない。

しかし、この程度の線量だと、短時間測定ではたまたまこの時間帯だけ少し高かったというのもよくある話なので、なんとも言えないのである。

ま、自分やちぃ太郎の生活圏には恐ろしいほどのホットスポットはなさげ。あっても掃除する程度。
むしろ、駅前などは電車のスパークや各種電波を出す機器からでるノイズが多い。

たまに何か強い波動がきて、0.3とか一桁数字が上がったり。
ちぃ太郎が周辺で暴れただけで、多分静電気ではねあがり。
蛍光灯がついてると値が乱高下しやすいし。
癖を知ることは大事です。

実家に持っていくまで、色々実験したいと思います。


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2012年02月21日

ちと、腹に据えかねたこと。

じぃの机の上に反原発集会を3/11にするチラシが置いてあった。
ポストにでも入ってたやつかと思ったら、YouTubeで話題になってるThe Song For Japanを集会で吹いてくれないかと依頼があったらしい。
原発事故には怒っているが、反原発ではない。信条として断っていいものか。

仏教徒でキリスト教の楽器吹いといて何を今更でもあるが。

それはそれとして、そのチラシには公園から会場まで「パレード」すると書いてあったのだ。
パレードの意味を考えてほしい。
パレードとは祭りや祝い事の行進の事である。

多くの人が亡くなった3/11の日に、反原発の「パレード」するってどうよ?
50歩譲ってデモ行進とかならわかる。

反原発のイベントするなら水素爆発した12日以降にしてくれ。
○○党の人気取りの活動とか、健康食品会社や微生物会社のマッチポンプにはうんざりしてるんだ。
奴等は不安を煽ることで利益が出る連中だ。
それに躍らされてる事に早く気づいて、冷静に対応してほしいわ。


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2012年02月04日

放射性セシウムを含む飼料の暫定許容値の改訂について
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/120203.html

食品の暫定基準値引き下げに伴い牛の飼料も引き下げになったわけですが。
はっきりいって米の検査体制以上に牛の飼料の監視体制はザルである。
セシウム牛騒動でセシウム藁のチェックも行ったわけだが、牧草については依然と検査体制がなっていないのである。

たとえば牧草は初夏に1番草、夏に2番草、場所によって秋に3番草を刈り取るわけだが、今回の放射能検査では1番草でクリアになった地域は2番草を検査しなかったのである。
しかも1番草の検査は非常に広域な行政区割りで少数のサンプリングを行い、規制も広域行政区で制限されたわけで。
1番草でOKが出た奥州市は2番草以降県の検査はなかったのである。

現場では航空機調査より前に岩手大学の調査などで、奥州市南部が牧草規制がかかった一関より線量が高いという情報を入手していたわけで、風評被害を抑えるために非公表であるが独自に牧草の独自検査を行い自主規制していた。
金ヶ崎コールドセンターが一時期検出されてて、早期に不検出レベルに落とせたのはこういった影の努力なのである。

じつは1番草でOKだったところが2番草で恐ろしい数字が出ていたところもある。
それは、汚染地域から夏のにわか雨などで雨が流入し、乾きかけた牧草に吸収されたため栗原のセシウム藁同様の現象で非常に高くなっていたわけで。
現場が懸念していた事例があったわけである。

だから、どんなに基準を厳しくしても、そのサンプリング方法、規制の敷き方に問題があれば意味がないのである。
末端の消費者サイドで精密測定をするのではなく、生産者現場に簡易でもいいからスクリーニング可能な測定器を配備し、牧草や藁全部をスクリーニングする体制がないと、牧草地だけでなく周囲の山まで除染しない限り、問題が解決されない。

市民測定所や計測サービスができているが、本当に必要なのは生産者サイド。

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2012年01月27日

原発停止しても、計画停電がない。
原発なくていいんじゃね?

これを言えてるのは多分、企業で仕事していない、
学生とか、主婦とか、ニートとか、生産活動経験のない活動家かと思う。

自然エネルギーに置き換え。
これを言えるのは、電力が急にダウンすると停電になること、停電が急激に発生すると逆流が起きて送電設備がダウンし、大停電になる事を知らない人かもしれない。
4月の予震の時に、仙台の中継映像で激しい光が見えたが、送電線が切れたりして停電が発生したときに、供給過多になり変電所でアーク放電し、結果的にその後次々停電していったわけで。

消費と供給のバランスをうまくとらないと、大停電を招く。
だから、天候に左右されやすい太陽光や風力発電は単体では存在は無理で、供給調節しやすい火力や水力、原子力と対にしないといけない。

火力については地球温暖化のCO2削減の関係で、震災前は極力抑える方向に動いていた。
そして今の政権は、脱ダム宣言とか言って、ダム建設を中止させようとしていた。
水力発電にダムは欠かせない。
その代わり原子力を推進して、さらにはエコキュート等の商品を出してオール電化でエコとか言ってきたわけである。

現在の電力は、大口需要の節電と火力発電フル稼働状態で成り立ってる。
日本の農地で生産できるバイオエタノールでは賄いきれないし、コストもかなり上がる。

ま、脱ダム宣言を取り下げ、水力発電を復活させるとかしないと、二酸化炭素排出量削減しつつ、自然エネルギーの安定的なバックアップは難しいと思う。
世の中、綺麗事だけでは成り立たず、どこかで妥協しなきゃならない。

自分が反原発、脱原発でないのは、現実的に考えて何も今脱原発をするよりも、
被災地の復興が急ぐべき事だし、その為には資材を滞りなく生産したりするためには安定的に電力が必要なんで、
脱原発はその後でしても遅くはない。

ただ、全電源喪失はシステム的なチョンボ。
震源地に近い女川原発がギリギリのラインで乗り越えたのに、福島第二も東海村も東通もギリギリ乗り越えたのに、
福島第一のは完全に対策不足だった。人災な面がある。

責任の所在は後でいくらでも追求出来るから、
今しなきゃならないのは事態の収拾と、再発防止。

追悼祈念行事の日に反原発活動とか、場違いだと。

あまりにもTwitterのフォロワーに脱原発って書く人多いんで、
自分は別に脱原発じゃねーよと宣言してみる。
むしろ原子力は火や刃物のように危ない面も道具としても研究しつくして欲しい。


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2012年01月21日

c0e2e9f3.jpg雪の降る直前、雪の降り始め、独特の匂いがする。
都会人はわかってくれない。
雪国出身の人はわかってくれる。

上空のオゾンを巻き込む説が有力らしいが。
オゾン臭を超薄めたら、言われてみればそうかもしれないが、そうでないかもしれない。
雪さらしでオゾン漂白効果があるのかわからんが。

雨の場合の土臭さは、湿度が上がると粘土質から出る臭いらしいい、雨上がりの臭さは微生物らしい。

しかしなんで降り始めだけ。
2日目にまた降り始める時はあんまり匂いがしないし、降る前にも匂いがするんだよな。
2日目の場合は鼻が慣れてしまったということにしたとして、降る前から匂うとか。
上空にあっただけでガスが降りるのか。

昨日「雪まつり」というか、雪からヨウ素検出マツリがあった。
通常定時降下物は1日ためてから、ゲルマニウム半導体で測るんだが、
あちこちに市民測定所が出来て、雪を集めてNaIシンチで測る人が続出。
予備知識の無いまま、測定器付属解析ソフトの結果を鵜呑みにし、ヨウ素検出と大騒ぎしてた。

雨の降り始めには、空気中浮遊の自然放射能(放射性鉛やビスマス)が多く含まれ、そのエネルギースペクトルがセシウムやヨウ素の近くにあるため、スペクトルに幅が出てしまうNaIシンチレーションでは分離できず、ソフトの計算仕様上無いはずのヨウ素まで数字を出してしまう。

専門家がスペクトルを見れば鉛やビスマスの影響による誤検出とわかるんだが、値は絶対と信じる測定初心者や「値を出して自分のやってることはやり過ぎてない事を証明したい下心」がある人は、出た数字を疑いもせず公表してしまう。

通常なら正常バイアスがかかって、測定時間を長くしたり再測定など確認行動をとったり、専門家に問い合わせたりするもんだが、
この気軽すぎるネット社会、いきなり公表する。

個人ならともかく、手数料とって事業しているところとなると、
「専門知識無い人が管理してるのかよ」
という事になり、風評(w)により事業が成り立たなくなる事になる。
測定器を使って事業をするとき、値の公表方法を間違うと信用が一気になくなる。

事故後早い時期から、おいらは測定器の格付けや測定士除染士などの制度をつくらないと、悪徳業者が湧いて出る、と思ってた。
事業をするなら、最低限の知識をもった資格者を置くとか、顧問つけるとか、そうしないと測定器に細工してわざと高い値出して物やサービスを高額で押し付けるビジネスが横行する。


話は戻って、雪に放射性鉛やビスマスって結構あるんだね〜。
鉛の匂いってのもありうるな〜と昨日思った次第。
ビスマスの臭いはどんなんだかわからないけど。

「私は放射能の臭いがわかる(キリッ)」な人は、検知してるんでしょうか。

超微量だけど鉛やビスマスってセシウムより毒性がある金属。
半減期短いとはいえ、結構あたったり小さい頃パクパク食べてたよ〜。

普段からそういう被曝や金属摂取を自然界からちびちびしてる。


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2012年01月19日

去年の晩秋から木炭や椎茸の原木の放射能の規制値が出されたわけだが、
今日、薪ストーブの灰の放射線量が多いという事で、自治体に回収するよう指示が入った。

採石場の例といい、どっかで値が出てからあたふたするこの行政体質、なんとかならんものかね。

セシウム稲藁の問題が出た時点で、色々想像出来たことだと思う。
空間線量がそれほど高くなくても、雨にあたったものには付着している。
それが多孔質であれば表面積が広いので寄り多く付着する。

今回は薪しか注目していないが、農家であれば薪に火をつけるときに杉の枯れ葉を使う事が容易に想像つく。
杉花粉が心配されるほど杉の葉に付着しているのなら、薪と同時に杉の葉を使う事を規制しないといけない。
しかしお役人というものはサラリーマン。キャンプでは着火材を使うような経験しかない。
丸太に火をつける前の焚き付けに杉の葉や柴を使うなんて予想が出来ないのだろう。

そして薪ストーブ以外に、薪も使える灯油兼用のボイラー湯沸し器があることや、まだかまどを使うおばあさんがいることも想像つかないだろう。
山間部に住む自給自足に近い生活の人こそ被曝のリスクが高い。

もうひとつ、セシウム稲藁で起きたような現象が牧草で起こっている。
干し草は、牧草を刈ったあとそのまま牧草地で乾燥させ、乾ききった後に機械でロール状にまとめてラップして保管するわけだが、
乾きかけた時に大雨が降り泥水をかぶった牧草から自主検査で、セシウム藁並みの値が出ている。
生草の時は低い値でも、谷地にある牧草がそういう現象で物凄く高い値になる事もある。
自治体の検査で規制解除されても、そういう飼料が出来てしまう。
いくら移行係数が低い作物でも、乾燥の後に泥水をかぶると物凄く高くなる。
土壌の除染をしない限り、飼料作物にはそういうリスクが付きまとう。

群馬での飼料調査で、サイレージの一部から高い値が出ており、これもまた土の混入と推定されている。

セシウム米で大騒ぎしたが、畜産現場や山間部のほうが大変である。
自然に近い生活の人が一番被害を受けている。


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2012年01月01日

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あけました。
本年もちぃ太郎共々よろしくお願いします。

今年の年賀状は謹賀新年だけでなく、三陸復興とか被災した方々に配慮する文面が多いらしい。

ちぃ太郎が皆様に笑顔を運ぶ、そういう年でありますように。
今日もちぃ太郎は神社の境内でベビーカーを押して歩き、ご老人方の笑顔を誘ってました。
絶望を希望に変えるのはこういう生命力だと思います。

過去に執着して引きこもってたらなにも変わりません。
時間軸は元に戻らないので、日一日の進行する変化を楽しみましょう。
過去にすがってこれからの楽しみを見落としてたら損です。


ちなみに年賀状、データは準備してるんだけど、出せてません。
というのは、予想外にじぃ母に年賀状を使われたからです。
おいらが必要なのは無地のインクジェット用です。
しかしじぃ母が使うのは既存のテンプレを印刷するだけでよく……。

だったらコンビニで売ってる印刷済みでいいじゃん!
なんで貴重な無地のを使うんだよ。

というわけで、無地の残りが少なくてしょぼーんなのです。

こんなに使われるんなら、年末の散歩の時に郵便局に行ったんだから、追加買っとくんだった…。

そしてちぃ太郎、寝ない…。
起きてる最中はキーボードぐしゃぐしゃと邪魔されるので、寝るのを待ってる。


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2011年12月08日

根が小心者だったり2chを読んでたりすると、
Twitterで莫大なリツイートされると、なんか晒されてる気分になる。

俺、何か失言したか?

と。
いや、単純に粉ミルクから30Bq/kg検出で、初年度からこのレベルで騒げる日本クオリティってスゲーと思ったのです。
というのは、チェルノブイリ事故の時は、旧ソ連は放射性ヨウ素は1月も経てば殆ど消えるという感覚で、全ベータ37000Bq/kg以上は値がなんであれ粉ミルクにしてたのです。
暫くして3700Bqとかに切り下げられましたが。
ヨウ素だけでなく、セシウム、ストロンチウムももっさり入ってたのは言うまでもありません。
ウクライナでは牛乳は未だ100Bq/kg規制で、集団農場はしっかり除染され100Bq/kgはクリアしてますが、個人農場では未だに200Bq/kgの牛乳が出ている状態。
生乳でそんな状態なんで、水分を飛ばした粉ミルクの規制は500Bq/kgです。
ベビーフードの規制が40Bqですが、粉ミルクは溶いてミルクにしてもこれを上回る可能性がある状態。

それほど汚染地域の酪農はどうしようもない。

話は日本に戻って、あれほどチェルノブイリレベルと騒いでいる人がいるのに、日本ではウクライナ基準の1/10以下でも製品回収してくれる。
ミルクを溶いたら4Bq/kg。自治体によっては原乳の検出限界以下。
そういうオーダーで初年度から議論できるというのは幸せな事であり、チェルノブイリのような状態にはならないと言ってるようなもの。
スゲーな日本。

これも牛の餌自給率が低いお陰でもあるし、
震災で汚染区域は停電&燃油不足で、港湾も寸断され、ヨウ素が出なくても出荷出来る状態では無かったので、3/12〜3/22の牛乳が首都圏まで持ち込まれるのって、日本海側ルートや東海ルートからしか無い状態。

でも、例えば1Bq未満の牛乳でも、脱脂粉乳にしたら10Bqぐらいになる可能性だってある。
脱水するとkgあたりにしたら値が大きくなるんでね。

とにかく、数字だけ一人歩きして数字の意味もわからず、ヒステリックに騒ぐ人が居ることは確かだ。


ところで、自らの発言は悪くないと正当化してる青プリン先生が、訓告処分になったそうで。
教育者を育てる身分で、暴言の数々は言論の自由でなくて、コンプライアンス的に、企業ならクビになりますレベル。


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2011年12月07日

あちこちの質問サイトなどでまつりあげられるのが、
いわゆる「私基準」を世界基準かのように振る舞う人だろう。
誰だって私基準は存在するしマイルールはあるのだが、それを他人に強要する事はない。
しかし、私基準を周囲に強要する人は存在する。

いわゆる「○○って普通ですよね」系の質問する人。

質問というか、自分基準を確認するために聞く。でもその自分基準が異常な為にフルボッコされて、キレるみたいな。

で。
放射線被曝に対しても、その私基準をごり押しする人がいる。

被曝0を目指す事は悪いことでは無いが、0にする事は実際問題不可能だし、ある一定レベルから先は徒労に終わるのが現実。

例えば同じ1/5にするにしても、
500を100にする努力と、100を20にする努力、それで得られる効果と損失を考えると、測定限界が10分で50Bq/kgの機械があった場合、
500→100Bq/kgは測定時間が同じで実施する効果が大きいが、
100→20Bq/kgの場合は測定時間を2.5〜5倍にしなくてはならず、測定サンプルを半分以下に減らさなきゃならなくなる。
それだけ検査が歯抜けになり、網の目を潜り抜けるリスクのほうが高くなる。

「私基準」を行政や企業に押し付けるのもほどほどにしないと、別なリスクを引き上げて全体の迷惑になるので、「私基準」は自己責任の範囲でやって欲しいわ。

基準値は現実的に実施できるものでないと意味がない。
かと言って、医学的に無理がある基準でも意味がない。

自分にも私基準がなんとなく存在している。
それはカリウム40とセシウムの比率。
もともと生物にはカリウム40に対抗する免疫があるわけだから、カリウム40の放射線量の誤差の範囲なら普通に暮らしていけると踏んでる。
ウクライナでは事故後10年経っても体内セシウムは7000BqはあったわけでK40:Cs比率は4:7。K40の倍近くある。修復機能は普段の倍以上働くわけだから、病原菌が侵入した時の抵抗力が落ちるかもしれない。
K40:Cs比を暫定1:1より低く抑えてたら、だいたい大丈夫なんではないかと。で、子供は大人の10倍ダメージを受けるから10:1。
この比を現実的にな比率でCs量を年々抑えていけば、いけるんではないかと。

比率で押さえていれば、品目ごとに細分化した基準値を決める必要はない。
1:1比率でいくと、もともとカリウムが少ない水の基準は1Bq/L未満になるし、玄米も30Bq/kgぐらい、肉は150Bq/kg前後、牛乳は約40Bq/L、椎茸400〜1000Bq/kgなど、カリウム含有量で自動的に適正値が出る。
赤ちゃんはその1/10。
牛乳4Bq/L、粉ミルク50Bq/kgぐらいになる。

正確な数値を出そうと切り刻んで重量をはかり、10分以上待たなくても、比率なら非破壊で遮蔽容器内でスペクトルをとれればよいから、スクリーニングはしやすいと思う。

それを政府に押し付けるつもりはないが、その方が測定器開発も測定現場も楽じゃないのかなと思う。
簡易線量計のセンサーでとれるスペクトルで、K40:Cs比がある程度の精度を持って測定できるなら、全品検査や食材調理前チェックが可能になるなぁ、と思った次第。

この私基準はアリかナシか。
実験してぇ。

その為には、汚染米捨てないで密封容器に入れて、500、200、100、50、20Bq/kg前後に調整した測定器校正サンプルとして販売して欲しいわ。
汚染米糠と塩化カリウムを樹脂に練り込んで調整し、実際の野菜のサンプルと同等品が出来れば、測定器校正や開発に役立つと思うんだ。





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2011年12月05日

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放射線量等分布マップ拡大サイト|文部科学省
http://ramap.jaea.go.jp/map/

岩手県まで反映されました。
速報版で見れなかった、何処まで境界なのか、判明。
実家は一応0.2μSv/h未満のエリアにあるがセシウム134+137が30000Bq/m^2に入ってる。
国費除染のボーダーラインにいるわけだが、お役所的に言うと前沢区は該当するが胆沢区、衣川区は無しみたいな事をしそうな汚染エリアの途切れよう。

10月の値なので、台風に思いっきり天然高圧洗浄された後である。
7月の自治体測定では、このエリアにある上野原小学校、白鳥小学校、赤生津小学校は0.6μSv/hあり、その後の県の測定で前沢高校は0.5μSv/hあったわけだから、航空機測定の空間線量は低めな気がする。

国費除染エリアは自動車走行計測で、生活圏の地上計測を密にしたほうが良いかもね。

特に台地の下になる白鳥川、太郎ヶ沢、岩堰川の周辺斜面は、台地からの泥水流入で高濃度化しやすいと思う。
あの辺りの水田は注意が必要だろう。
任意で子供の尿検査が始まったけど、赤生津と白鳥と上野原の子供たちを優先して検査して欲しいわ。
でも任意だと街の人が申し込んじゃうんだよね。

街の人は買って食べるからそんなに内部被曝しない。
農家の子が、自分家でとれた野菜を食べ、山菜やキノコも食べるから、土地の汚染度に比例した内部被曝をする。
酪農家に至っては、汚染された牧草を食べた牛の乳を、他農家の乳で薄められる前にダイレクトに自家消費するから、さらにリスクが高い。

チェルノブイリでは、内部被曝の多かった子は大半が農家の子だった。
だから、群馬や栃木の汚染地域の酪農家の子が心配。
福島県内ならすぐに調査が入ったのに、県外というだけで中々調査が入らなかったから。

今行われてる事があと半年早ければ…。
行政の予算や法律が立たないと動かない体質が悔やまれる。


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2011年11月30日

食品の放射性物質の基準値、一律500Bqだと有利な食品、不利な食品というものがどうしても生じる。
例えば水分97%なクラゲと乾燥昆布を同じ基準で比較するのは酷だし、
お茶本体を食べるわけでもないのに荒茶で計測したり、1年で1kg食べることのない唐辛子をきびしい基準で制限するのも可哀想な気がする。
こんにゃくは消化吸収されないし。

しかし、平等にするために分類を細かくすると、錯誤による混乱が起きるのは必死である。
例えば、果物と野菜を別分類にしたばあい、絶対、スイカやメロンは野菜なのか果物なのかという錯誤が起こるし、
大豆は枝豆として食べれば野菜で、完熟乾燥すると穀類豆類というカテゴリーに入ったりする。
何よりも数値表を見ないと基準値より上か下かがわからない。

一番良いのは、カリウム40:セシウム比を基準値にする事だと思う。
それならば水分量や栄養組成に左右されず、有利不利な食品は出来にくい。
キノコや大豆、葉野菜などもとからカリウムが多いものは、大きめの規制値、もとからカリウムが少ない食品は自ずと厳しい規制値になる。

また、尿検査、母乳検査の結果もセシウム数値で一喜一憂するのではなく、カリウム40との比をみた方が良いと思う。
元々カリウム40の放射線に対抗する修復機能が身体にはあるので、普段摂取するカリウム40+αの範囲なら、よほど悪い体質でない限り平気だろう。
それがカリウム40の2倍3倍となっていったときに、修復が追いつかなくなり免疫力低下などの不調が出ると思う。

ベラルーシて未だに身体に7000Bqセシウムがある人がいるわけで、カリウム40が4000Bq程度人体にあるわけだから、実に倍近くあっても不調がありつつも普通に暮らしている人が実在するわけで。
少し厳しく、カリウム40:セシウム比を10:1にしただけでも、その食品を生体半減期以上食べ続けても身体全体で400Bq程度になる。
乳幼児は50:1やそれ以上に制限すれば、さまざまな離乳食に不公平なく対応できるだろう。
尿検査もたまたま濃い薄いで一喜一憂しなくてすむ。

その為には簡易であれ、カリウム40とセシウム134+137を出せる測定器があればと思うわけである。


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2011年11月28日

ずーっと思っていた事。
行政が行う食品の放射線測定の抽出方法が非科学的な事。
行政の都合により採取点の抽出が行われている事だ。

行政区画毎の抽出。
例えば1市町村1つサンプリングして検出されなければOKとか。
農業地帯の市町村の面積は大きく、市町村合併によりさらに巨大化した町もあれば、合併に応じず小さな市町村もある。
文官の考えた非科学的な抽出、出荷許可のやり方である。


放射線測定は高精度な機械は台数が限られていて、測定時間と精度は反比例するので測定できる数は限られている。
しかし、汚染区域に隣接してるのに、広い面積の何処かで不検出ならOKを出す、そんな検査体制だから風評が生まれる。

折角航空機測定データがあり、地形データもあるわけで。
汚染レベルに応じた測定方法があるはずである。

例えば河川水を飲料水にする場合、いきなりROフィルターに通したら、すぐ目詰まりする。
事前に、目の粗い柵、網を通過して流木やゴミを無くし、
沈殿池で砂や土を沈め、活性炭フィルターを通って細かい塵も無くし、より純度をあげたい場合に蒸留したりさらに細かいフィルターを通すわけで。

はっきり言えば、大きな数値の方こそゲルマニウム半導体スペクトロメーターを使わず、シンチレーター式でとにかく量を捌いて振り分ける事が大事。

消費者は基準以下が欲しいのではなく、可能な限り小さいのが欲しいのだから、多少不正確でもとりあえずシンチレーションスペクトロメーター数値を出して序列化し、全て測定し終わった後に、境界になるような際どいラインをゲルマニウム半導体スペクトロメーターで測定し、基準より上を確定させるというので良いと思うのだ。

特に、米が出荷する前の時期には、汚染地域はだいたい判明してた訳で。
非汚染地域にまで測定リソースを割くくらいなら、汚染地域に測定リソースを集中して、とにかく簡易測定で基準より上の農産物は、科学的なサンプリング方法で流通させない体制をもって欲しいもの。

そして、そういった検査機器の開発を助成したり、国家プロジェクトとして行い、安く大量に用意すべきだろうな。


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2011年11月24日

母親ならば誰でも食品の放射能汚染に頭を悩ます放射悩だろう。
しかし、それが度を越して、辺り構わずカルト的な電波を撒き散らす放射脳になってはいけない。

最近、各地で給食の放射性物質検査をするようになったけど、本当に計測が必要な時期は過ぎたわけで、
今から導入しても「取り組んでます」という行政的なパフォーマンスにしかならないと思う。
それこそ議員が「陳情を聞き入れて実現したのは私です」という為に利用されてるだけでして。

実はかけた費用に対して、効果は少ない。
ヒステリックな保護者を黙らせる効果しかない。

本当に行政が税金を投じて測定しなきゃならないのは、生産・流通側。
個人経営の農家が、測定費用かけて出荷する農産物をチェック出来るわけがない。
ましてや、農家が作物を作る土壌がどうなってるのか、餌はどうなってるのか、全部測定出来るわけがない。

農業こそ不検出を目指して、徹底的に測定し対策しなきゃならないし、
そういった取り組みをアピールする事で風評被害を払拭できるはず。
生産者側がしっかり管理してれば、消費者がこんなに混乱する事はなく。
生産者側に測定リソースを割いたほうが、かけた費用に対して効果は如実にあると思う。

でも政治家は票になる都市部一辺倒。


今、来年度の基準を策定中だけれども、いくら年齢別に摂取制限を決めたところで、家庭内では同じ鍋釜で作るから、どのみち消費者は乳幼児基準の品質を求めてくる。
むやみやたらに基準値を下げても、測定器の性能上、低レベルほど感度が高い測定器や測定時間を必要とするので、全品検査は余計困難になる。
抜けのリスクが増すわけで。
測定体制のない厳しい基準は無意味になる。
行政区画単位でなく汚染レベルにあわせてサンプリング密度を変えたり、倉庫やトラックなど保管・移動しながら内容物の放射線を測定するなど、適材適所の目の細かい網を構築しないとダメだろう。


で。
もし来年度基準が1/5になると、牛の餌も1/5にしないと釣り合わないんだが。
現在でもザル検査でも300Bq/kgの規制。牛乳の基準超えはなくとも微量検出されただけで給食から外すような状態。
これが1/5になったら餌は60Bq/kgだ。
簡易測定器での測定下限が約50Bq/kg。
簡易測定器で不検出レベルの牧草を使わない限り、消費者は基準値超えを恐れて買わなくなる。
かなり厳しいのである。

現状で給食で不検出続出レベルなのだから、その都会の奥様の精神安定剤なだけの測定リソースを、汚染区域の牧草スクリーニングに割いてはくれないだろうか。
保管してある干し草は、来春や初夏まで使う。新基準に入ってから基準超えでは、また一から信頼を作っていかなくてはならない。超過が出る前に、冬の間に値が高い牧草を見つけて処分しなければならない。

そういう事に思いをめぐらす自分は、放射農なんだろう。

にくづきがついたら膿、
さんずいがついたら濃だけどな。


給食のおばちゃんではなく、農家に測定器持たせろよ。


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2011年11月11日

22ef606e.jpg文部科学省から放射線地図6県分まとめて発表がありました。

文部科学省による、岩手県、静岡県、長野県、山梨県、 岐阜県、及び富山県の航空機モニタリングの測定結果、 並びに天然核種の影響をより考慮した、これまでの 航空機モニタリング結果の改訂について
http://t.co/tw61LUiO

予想通り、束稲山に放射能雲が直撃し山麓に降下。また気象境界になりやすい、白鳥川両岸の丘陵地がホットスポットになっていました。
一関も萩荘から室根山にかけた丘陵地帯に帯状に汚染地帯があります。

古代からの国境、関所(城柵)がそのまま放射能雲の関所になったようです。

でも、某放射脳教授様作成(といっても他人の測定条件が違う測定値を取りまとめたサイトを清書しただけ)の汚染範囲や、岩手大学作成地図より汚染範囲は狭く絞りこまれている。
上記測定作成時期より後に減衰補正しているせいもあるが、やはり個人測定は最高値を求めて移動測定し報告してしまう事が多く、個人測定は全体的に高い値になる。
汚染範囲が大きめに予測されてしまう。

散々恐怖煽って、陸前高田市の松騒動とか、津波瓦礫受け入れ反対とか、
実は関東の一般ゴミのほうが拒否されるレベル。
風評被害を収めるには、事実をありのままに早期に公表し、対策を早々に着手することに尽きるのに、広域の汚染地図つくりは後回し、対応も後手後手。
暫定基準の上に胡座をかいて安全ですとPRするほうに注力するから、余計風評がひろがる。それを行政や農協はわかってない。

航空機測定は3km間隔で測定してるが、測定している範囲は300〜600m。当然間に隙間がある。
全部の地域を300m間隔で測定したら10倍時間がかかるので仕方ないが、地上の測定値と一致させるには、一定濃度地域近傍は間隔を狭めて測定するか、地上測定を細かく行う必要がある。


そんなんでも、俺様の実家は見事に汚染区域入りのようである。
0.5μSv/h地帯に片足突っ込んでる。30kBq/m2以上に入ってる。
そんな環境でも検出限界以下の牛乳を出荷するため、餌の管理とか大変。皮肉にも輸入飼料依存なことがセシウムの混入を低減させているという。
TPPに参加したらどうなることやら。

測定しなければならないのは消費者ではなく、生産者なのだ。
でも国は農家に測定器も配らず、保護者の安心のためと測定器を貸し出し。

牧草ロールごと測れる巨大ベクレルメーターがあるだけでも、牛に放射能入り牧草を食べさせることを防げるのに、
農協も農水省も、事を起こした東電も発注しないんですかね?
多分風評被害の損害額より安く作れるんじゃないかな。

1kgだけ抜き取って検査しても、別な牧草にはいってるかも知れない不安な心は、生産者だって消費者と同じなんです。


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2011年11月01日

また世田谷でラジウム不法投棄?

というのも、ラジウム規制されたのは俺様が生まれたあたり。
それまでは夜光塗料の材料として、普通に町工場にあったわけで。
古い看板や時計に使われてるのがまだその辺にあるし、町工場の倒産などで規制前に購入した薬品が適正に処理されず、曳き屋解体の時に瓦礫と一緒に処分されてしまう事もある。

だから、埋め立て地、工場跡地、焼却灰に混ざる事もある。

先日、何処かの病院がうっかりゴミと一緒にしてしまい、焼却炉まで捜索したという話、東海村の核関連施設の敷地内の土中に埋まっていたという話があるくらいでして。
当然、大学の敷地なんかも実験で使った物質が、学生の不始末で意外な場所にあったり。

理系やってれば、たまにそういう話を聞く。


法律で一定規模の建築工事をする際は土壌汚染の検査をし、規制値を超えたら対策をしなければならない。
自分の居住地付近は町工場が多かった影響で必ず鉛やクロムが出て、土の入れ換え等をしている。
それには放射線計測はない。
るつぼに使うトリウムなどあってもおかしくはない。

震災の液状化で沼や河川跡地の確認に古地図の閲覧者が増えたらしいが、
工場跡地や埋め立て地もチェックしてみるといい。

裏の建築現場でガイガーが鳴る
そんな事もあるかもしれない。


しかし40mSv/hは大物だな。


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2011年10月28日

新潟・秋田エリアの発表から半月…。
航空機による放射線モニタリングの更新がない。
北は岩手、青森、西は長野、静岡と続き福井まで測定開始し、全国を測定すると言ったきり。

特に岩手、長野は
面積が広い=サンプリング点数が多い、調査期間が長い
標高差が激しい=ヘリが低空飛行するのが難しい、地上との距離が変化するので測定値補正が必要
など解析に時間がかかる要素もあります。

しかし、群馬の例のように、
予想より高濃度のエリアが発見された場合、再測定を行ったり、現地に行って地上測定を行ったりする関係で、発表が遅くなる。

千葉、埼玉、東京、神奈川の場合は面積が狭く、高低差が少なく、既存の地上測定データが多く、高濃度地域にも車で入り込みやすい場所ということもあり、測定開始から3週間程度で発表だった。

市民測定や自治体測定で、ホットスポットと予めわかっていても、その範囲(特に農地)がどのぐらいなのか、
自分は首を長くして岩手県の発表を待っている。

今週は何度も夕方に文部科学省のサイトをチェックしてたのだが…。
長野か静岡どころか山梨も出てこない。

何か出たのか?
そう勘ぐりたくなるこの間。


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2011年10月27日

自治体が業者に委託して、遊具の下や雨どいを測定しているわけですが、
そういった作業に高い測定器が必要か?

実は要らないと思う。

保護者としては高い場所は基準以下でも除去してほしいと思うだろう。
その為には細かく測定をしていかなければならない。
1業者が1施設ずつチンタラ測定していたら、もし最後になった施設で強烈なホットスポットがあった場合、その間積算して被曝する事になるのだ。
そして業者はボランティアではない。除染は別料金。

たぶん、測定作業量からすると100万円ぐらいは費用がかかってる。
ホットスポットは雨で移動もするので、それを定期的にしなきゃならない。
はっきりいえば首都圏の1μSv/h未満のマイクロスポットなら、一般人でも十分除染出来るわけで。

だったら多少誤差があっても5〜10万円の測定器を複数台購入し、施設職員や保護者有志に講習して、講習完了者にのみ貸し出しし、測定の報告や除染を行う、としたほうが費用をかけずニーズにあった内容で出来る。
除染しても無理な所、異常に高いところ(柏や世田谷の事例)だけ業者に委託のほうが、雨のたびに移動して集まる特性にも対応出来て、息の長い放射線対策が出来る。

首都圏の些細な除染の為に国費をつかい、本当に国費を使った除染が必要な避難解除地域は自分の家を自力で除染とか、そんな馬鹿な話があるのかと。

それこそマイクロスポット発見には、飛距離の短いβ線を検知しやすいGM管式のほうが適してるわけで。
ただし、普通の電子線まで検知するから、γ線検知のシンチレーター式を併用し、値の比率から線源が近くにあるのか遠くにあるのか判断する、というのが適切。

とにかく首都圏は市民が騒ぐからと、票集めの議員がプッシュして無駄に税金を使って除染し過ぎだし、本当の汚染地域は対応が遅すぎで市民が除染してる状態。

国がいきなり年間1mSvなんて大風呂敷を広げたもんだから、こういう問題が起きてる。
メインの場所と特殊な場所は違う基準で当面対処しないと、都会の施設の清掃員でも出来るアホみたいなレベルで業者使って税金が使われ、
子供たちが将来多額の財政赤字をしょいこんでしまったら、些細な被曝より悪い贈り物をしてしまう事になる。

0.25μSv/hで除染とか、元々高い御影石に囲まれた墓場とか玉砂利敷いた神社なんか、すぐ超える。



マジ、自治体がお墨付きくれて、測定器貸してくれるなら、半端な業者より的確にスポット探し当てて除染ボランティアやってもいいよ。
付け焼き刃のベンチャー企業より知識はあるしな。
1μSv/hでびびってたら玉川温泉に行けませんがな。


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2011年10月20日

首都圏のあちこちで、年間1mSv超えの○μSv/hが…なんてニュースがよく出る。
世田谷、横浜、船橋、葛飾、
そして首都圏の人の別荘地軽井沢、林間学校がある川場村…。

それらより高い値が実家周辺の学校や児童施設から公式に検出され、自治体のHPから発表されてるというのに、丸一日経っても県紙のニュースにもならない。
奥州市:児童センター等における放射線量の測定結果
http://t.co/DtA4FHsd
県立学校校地内空間線量調査測定結果
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=35263

そんな状態は他の自治体にもあるだろう。

記事は記者の関心度、身近さでかかれるのか?

世田谷のラジウムおばあちゃんの例があるから、外部被爆は目くじらをたてるつもりはないが、
首都圏の学校測定値と意味合いが違うのが、すぐ近くは農地であるということだ。
ようやく県が任意で希望者にホールボディカウンターや尿検査をする事を決めたが、これもまた全国ニュースにはなっておらず、ひっそりと地方版に掲載されるのみ。

風評被害を防ぐために自粛されてるのか。

メディアはそういう報道ムラがあるので、結局プレスリリースを直接読んだりしてるわけだが。
日本はマスコミ、メディアであっても、
ジャーナリズムは薄いようだ。



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2011年10月19日

1キロの牧草→圧縮して30cm四方の箱に入れて計測した場合
1(kg)×300(Bq=count per second)×60(秒)(count per minites)/(30×30×6面 (cm2))=3.33cpm/cm2=0.027μSv/h
とてもバックグラウンド0.5μSv/h地帯ではかなりの遮蔽をして高精度な測定器で長時間測らないと測定は困難な気がする。
(況や30Bq/kgのスクリーニングをや)

でも牧草ロール(約350kg 表面積10m^2)丸ごとならどうだろう。
300Bq/kgのセシウムを含んだ牧草ロールの表面からγ線がどれくらい出るか。
体積は3乗で増えても面積は2乗でしか増えない。単位面積当たりのγ線量が増える。
350(kg)×300(Bq=count per second)×60(秒)(count per minites)/(10×100×100 (cm2))=63cpm/cm2=0.525μSv
途中で牧草の水分に吸収されてロスする分もあるから実際は半分くらいかもしれない。
γ線遮蔽した空間に牧草ロール1個を置いて空間線量を測ると、半分ロスしたとしても0.2μSv/hぐらい上がる計算になるかもしれない。
これなら安い空間線量計でも測れそうな値である。

農場の一角に測定用のコンクリートの小屋を建てる、または鉄道コンテナを内側を非汚染の鉄板で内装する。
そこに5〜10万円ぐらいのシンチレーション線量計を置き、値を記録できるようにする。
扉を閉めた空の状態のバックグラウンドを測って置いて、牧草ロール運搬車で牧草ロールごと小屋に入れる。
扉を閉めて5分ぐらい(煙草を一服とか)待って、バックグラウンドより0.2μSv高かったらその日の使用は取りやめて牧草ロールに値を書いておく。
牧草ロール毎にスクリーニング出来たら牛の汚染は最低限になるかもしれない。
どうせ30年の付き合いになるのなら測定器小屋という1ユニットを建設してしまった方がいい。

汎用的な1kg単位で測定する測定器や、接触させただけで測定しようとするから、センサーの精度が必要になったりする。
スクリーニングをする場合は、わざわざ1kg抜き取ったり、高い表面計測センサーを1日だけ借りてバックグラウンドが高い場所で不確かな値を得るよりは、
普段の作業の一環で、牧草ロールを運搬途中で丸ごと小屋に入れて測定出来たほうが楽なわけで。
値が高く出た牧草ロールだけ農協に頼んで検査してもらい、検査結果から逆算して使えるボーダーラインを考えたほうがいいかもしれない。

また牧草ロールというものは一定範囲の草を集めたものだ。
つまり牧草ロールは位置情報も含んでいる。
来年から酪農家にGPSラベルプリンターを渡して、牧草ロールを運搬する前に現地座標と番号のラベルをロールに添付してもらい、
移動式の牧草ロールが入る測定トラックを開発し、農家を巡回して全ての牧草ロールを測定し、ラベルに書かれたGPS座標と測定値をマッピングすれば、
実用的な牧草地の汚染地図(土壌依存)が出来上がり、規制値を超えた牧草ロールを除外しつつ除染エリアを確定できる。
稲藁でも同様にロール形体であれば統一したマッピング、計測、スクリーニングが出来るのではないかと思う。
米は不検出でも稲藁の汚染度が高い地域は、除染をして家畜への汚染を最小限にした方が良い。

米の測定が終わり検査機関も少しは余裕が出来たと思うので、農家に残っている牧草ロールを全部調査して欲しいな。
そうすれば除染を急がなくてはならない草地が確定する。
農家の保護ばかり考えず、それを飲食する子どものことを考えて農協や農水省は動いてほしい。

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